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zoom RSS 1日3往復の路線まで… (123系 下関 最終回)

<<   作成日時 : 2014/07/13 17:00   >>

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当工場では、広島地区にある小野田線や宇部線で活躍しているクモハ123形5と6を製造しています。



前回で足回りの準備が完了。
すべての作業が完了しています。
(前回の作業報告記事はこちら)



今回は完成報告となります



■完成

●下関総合車両所 運用研修センター (広セキ) クモハ123-5・6
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クモハ123形5と6は、国鉄時代の1986年に荷物電車のクモニ143形から改造された車両です。
改造当初は日根野電車区に配置され、阪和線の羽衣支線でクハ103形やサハ103形を増結して3輌編成で活躍、その後岡山電車区に転属して宇野線のクモハ84形を入れ換えています。そして、下関に転属してからは小野田線のクモハ42形を入れ換えています。

123系のうち1〜6までの0番台、41〜45の40番台、601・602の600番台といましたが、改造後から大きく転属しているのはこの5と6くらいしかいないですね。
(2〜4も広島から転属してきましたが、同じ広島支社内ですしね。)


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(両運転台は珍しい?)

国鉄の新性能電車は、当時の経済成長で大都市圏の大量輸送を想定した設計のため、基本的にMM’ユニット方式を採用していました。
111系や153系が投入されると、これまで80系電車などに併結して運用されていた荷物電車も新性能化が求められていきます。
(一部旧国荷物電車では新旧切替で新性能電車と併結できるようにしていましたが、運転密度や速度から新性能の荷物・郵便電車が求められたのです。)

1967年に初の新性能郵便電車クモユ141形が登場。
はじめて新性能電車で1M方式が採用されます。

そして、1978年に更に登場したのがクモニ143形です。
しかし、1986年に荷物列車の運用が終了すると用途失いますが、依然としてクモハ42形などで単行運転する路線もあり、旅客用に改造されたのが123系(1〜6)です。

この5と6は、改造後は阪和線の羽衣支線(鳳〜羽衣)に投入され、モハ60形を置き換えています。


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(改造時に増設しています)

元々クモニ143形は非貫通の前面でしたが、123系に改造される際に貫通扉を増設しています。
まぁ、羽衣支線では改造当初は2輌編成で運用されていましたし、その後はクハ103形やサハ103形を増結していましたから、貫通扉が大活躍したでしょう。

今回、当工場でははじめてトレジャータウンさんのジャンパ栓を取り付けてみました。
やはり、あるとないでは完成度に違いが出ますね〜
ただ、カプラーや連結に影響が出る可能性もあるので、今後も充分に注意しながら検討していきたいですね。


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(こちらの方が近いと思うけど…)

足回りは、先に製造した105系に合わせて、GM製の2モーター動力にしています。
(103系の足回りです)
前にも書いていますが、実車はDT21台車ですが、片押し式のブレーキを採用したDT21C台車です。

従って、103系のDT33形台車の方が外観的には似ていますので、こちらを採用しています。
(DT21とDT33では軸間距離が違うとか、車輪径が違うとかありますが、Nゲージではそうは判らないと思います。)


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(こちらも改造当初から〜)

屋根にはAU75形集中冷房装置が搭載されています。
可部線用に改造された2〜4と共に、改造時に取り付けています。


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(種車のを利用しています)

独特なパンタ廻りです。
屋根はGMの123系キットのものを利用していますので、そのまま流用しています。

ただ、パーツはtomix製のものに交換していますけどね。


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(下関に来てから2度……)

実はこのクモハ123形5と6は下関にやって来てから大きな改造を2度受けています。

一回目は下関に転入直後の2002年に、ドア位置を現在の位置に変更しています。
と言うのも、123系に改造したときにはドアの位置がクモニ143形の時の位置そのままでした。
しかし、ワンマン運転で料金の授受を行うのには不都合なため移動となっています。

そして、2013年にトイレを増設。
窓が一部閉鎖されています。

ちなみに、このクモハ123形5と6はマイクロエースで完成品として製品化されています。
しかし、123形への改造当初の姿で製品化したため、可部線色は「転属直後」として一番期間が短い姿での製品化となっています。
(もちろん、地域色なんて製品化できません!)

ですので、現在の姿にするためにはキットで製造するしかないのです。
(完成品をベースに改造する方法もありますが、足回り以外使えないので無意味かと思います…)

そして、ジャンパ栓もでしたが車側灯の別パーツ化も今回初めて行っています。
ただ、室内灯を装備する方は注意する必要がありますね。
(走行中に光って見えるかもしれません…)


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(SPを使いたいが…)

カプラーはtomixのボディーマウントTNカプラーを採用しています。
最近はスプリング方式のSPタイプが主流ですが、GMの動力車では台車と接触して取り付けることが出来ないので、従来のJC41を使っています。
一方、トレーラーの方はSPを採用。
正面に復元します。

この辺は、tomixのモハ103形の動力ユニットを使えば解決するでしょうけどね……(^^ゞ




以上が今回完成したクモハ123形5と6です




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(あまり見かけませんが…)


クモハ123形は新性能電車では珍しく1M方式を採用しています。
上で書いているとおり新性能電車は基本的にMM’ユニット方式を採用していました。
しかし、地方ローカル線では1〜2輌の輸送需要の場合もあり、MM’ユニット方式の車両では性能過剰、もしくは輸送過剰になるため老朽化していた旧型国電を使用していました。
(MM’ユニットでは、2輌編成では全車電動車なり性能過剰になるほか、変電所の容量を超える可能性がありました。)

そこで、1M方式の新性能電車が開発されます。
国鉄末期の1981年に105系が登場。
可部線と福塩線に投入されます。

ただ、この105系も片運転台のため、最低運転両数は2輌編成となります。
そうなると単行運転の車両もとなるのですが、当時の国鉄の財政事情ではそのようなローカル線に車両を新製する余裕はありません。
しかし、1986年に荷物列車の運転が終了し、大量の荷物・郵便電車が用途を失ったため、これらの車両を改造してこの123系が登場したわけです。

それ以降も1M方式の電車が現れますが、新造の単行形式(両運転台車)はJR西日本の125系くらいしか登場していませんね。


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(ようやく3輌編成も)

当工場ではこのクモハ123形製造の前の2013年に広島の105系を製造しています。
(広島の105系完成報告記事はこちら)

当初から、可部線と宇部線での運用を想定して製造したのですが、宇部線では3輌編成の運用が存在しており、その増結用のクモハ105形の製造も検討してました。
しかし、キットの入手が難しいこととクハが余剰となるため見送りとなっていました。
その一方で、宇部線まで運用が拡大すると小野田線の運用拡大も必然的に検討するようになります。

その中、運用上105系と123系の併結運用があることと、123系を製造すれば小野田線も運用拡大できることから今回の製造となっています。
そのため、105系増結用にトレーラーを製造し、単行運用向けに動力車の合計2輌も製造することになったわけです。


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(ようやく全色揃った〜!)

当工場の広島軍団です!
今回、クモハ123形が入線したことで広島地区の全塗装が入線したことになります。
(地域色除く)

一方で実際には地域色への塗装変更が続いており、これらの塗装を見ることが出来るのはあとわずかとなっています。
そうなると、これらの塗装も見るのは模型だけになるかもしれませんね。

そして、広島地区には227系の投入が決まっています。
2輌編成と3輌編成が広島地区に投入されます。

おそらく、広島のL編成が下関に転出、103系のD編成は廃車となるでしょう。
105系は103系からの改造車は廃車となり、新製車はこの下関に転属し改造車を置き換えるかもしれません。

一方で、123系は単行車両の新製がありませんので当面は生き残ることになりそうです。
ただ、改造から28年、クモニ143形時代から考えても36年経過しています。

既に、JR東日本やJR東海にいたクモハ123形は引退しており、残るはこの下関の5輌となっています。
そう考えると、あと数年で引退もあるのかもしれませんが、下関では製造から40年は経過しないと廃車できないので当面がんばるでしょうね(^^ゞ



当工場でも、これからのんびりとがんばってもらいたいと思います。






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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ご無沙汰しております。さとうです。クモハ123型完成おめでとうございます。
 あれ?確か、羽衣枝線は阪和線新性能化の時に103系3連に置き換えられたような気が…。と思って国鉄電車編成表の1985年復刻版をみると、日根野電車区には羽衣枝線用として103系3連3本の配置があります。
 クモハ123の配置は、同線の閑散時間帯の運用効率向上が目的だったと思います。まあ実際は、昼間は2連が多かったし、通勤時間帯はクハ103増結の3連だったして、あまり123型のメリットは生かされていなかったような気がしております。ワシが羽衣枝線に乗りに行ったのは1988年4月の平日でしたが、確か123型2連だったと記憶しております。
 駄コメント失礼いたしました。
さとう利明
URL
2014/07/13 22:22
いや〜
地元が話題になるなんと嬉しいです。
ありがとうございました。
ユーアイネットショップうちまる
URL
2014/07/14 06:24
to さとう利明さん
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

私も1986年11月改正の編成表見たら、天ヒネには旧国はいないのですね。
羽衣支線も103系の3連(1986年は2本)になっていました。

確かに、羽衣支線の123系は本来の目的(ワンマン単行運用)を考えるとあまり効率的ではなかったと思いますね。
結局日常的にクハ103やサハ103を組み込む状況でしたし…
そして、本来の用途で岡山に出て行くと、羽衣支線は再び103系の3連に戻っていますしね。

情報ありがとうございました♪
知佳@工場長
2014/07/14 21:54
to ユーアイネットショップうちまるさん
コメントありがとうございます。

とりあえず、何とか完成にこぎ着けました。
これで、広島地区の車両は一通り揃ったので一段落です。
再び作製するかもしれませんけどね(^^ゞ

これからもよろしくお願いします。
知佳@工場長
2014/07/14 21:56

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