T.O. 重工の鉄道模型作製日誌

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zoom RSS “遅延”は仕方ないけど、情報は正確に… (列車遅延を考えてみる…)

<<   作成日時 : 2015/10/14 23:42   >>

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鉄道というものには“運転見合わせ”や“遅延”というものは避けて通れないものです。


最近では、ホームでの乗客とのトラブル(人身事故のことです)を避ける目的で、ホームドアの必要性についてテレビのニュースなどで時々話題になることもありますが、“運転見合わせ”や“遅延”はそれだけでは防ぐことは絶対に不可能です。
(“車両故障”や“急病人発生”、“強風”、“地震”など避けられない要因はいろいろあります。)


今日、ひょんな事から列車の運転見合わせに遭遇したのですが、ちょっと思ったことがありましたので記事にしてみることにしました。



注意!
今回の記事は鉄道模型に関するものではありません。
また、当工場の工場長の私見が多分に含まれます。
皆さんもいろいろ意見はあるかと思いますが、「こんな考え方もあるのか…」と思って頂ければと思います。



画像

(今日の夕方は遅延が発生していました…)



■情報が入れば…

いつも私は茨城県内から都内へJR常磐線を利用して通勤しています。
帰宅については、いつもはJR上野駅からJR常磐線(いわゆる常磐快速線)を利用して帰宅しています。
ですが、今日は仕事の都合で東京メトロ千代田線から帰宅していました。

今日乗車した列車は小田急線唐木田発の我孫子行き1885S列車で、北千住駅の出発は19時22分でした。
実はその頃、地上のJR常磐線では北千住駅構内で人身事故が発生。
運転見合わせとなっていました。

JR常磐線は取手〜綾瀬が複々線となっており、東京メトロ千代田線に乗り入れる「各駅停車」と上野から取手以北または我孫子から成田線へ乗り入れる「快速線」で運転系統が分離されており、例えば常磐線の上野〜北千住で事故があって抑止となっても各駅停車および東京メトロ千代田線へは支障が出ないようになっています。
(その逆も同じです)

その関係で、私の乗車した1885S列車は綾瀬で運行がJRになっても、そのまま運転が続行されました。
しかし、松戸駅到着の手前でアナウンスが……



車掌:「ただ今、常磐快速線は北千住駅での人身事故の影響で運転を見合わせています。柏・我孫子方面ご利用の方はこのままご乗車下さい。」



この列車が松戸駅を到着したのは19時37分。
事故発生からおよそ15分後です。

ここでの情報では「常磐快速線が運転を見合わせている」しかなく、まぁ振替輸送を利用するにしても松戸駅ではどうしようもの無いので先を急ぐことにしました。


ところが、次の北松戸駅に列車が到着しようとしたところ、快速線をE231系の取手行がすごいスピードで追い越して行くではありませんか!!


「あれっ?運転見合わせではないの?」


しかし、車内でのアナウンスはありません。
そして、車両も1885S列車で東京メトロの車両ですから、車内のモニタに運行情報も流れません。
(おまけに6000系なので、モニタもないし…)

仕方なく、停車する駅毎に列車案内の運行情報を見ながら情報収集するしかありません。


次の馬橋駅では、駅の運行情報から「運転再開は20時10分頃を予定」を見ることができました。
馬橋駅を列車が発車したのが19時42分で、柏駅到着が52分。
運転再開まで20分弱の見込みです。

仮に新松戸で武蔵野線に乗り換えて、つくばエクスプレス〜関東鉄道常総線の振替輸送をしたとすれば、JR常磐線取手駅には20時38分の到着で、振り替えた方が時間が掛かる計算になります。


「なら、このまま先に急ごう!」となりますよね?


そこで、新松戸駅で列車を降りず柏に向かうことにします。
そして、柏駅に到着する直前。
車掌からのアナウンスが流れます。


車掌:「まもなく柏です。常磐快速線は北千住駅での人身事故で運転を見合わせています。運転再開は20時10分の見込みです。」


途中駅での情報と同じです。


そこで、柏駅で快速線の運転再開を待つため、快速線ホームに乗り換えます。
そのホームでは……


駅員:「常磐快速線は北千住駅での人身事故で運転を見合わせています。運転再開は20時10分の見込みです。上り線は運転の予定は立っていませんが、下り線は取手より先土浦方面の運転の予定は立っていませんが、19時56分発予定だった取手行きの電車が松戸駅を出発しています。到着は10分遅れて20時07分頃の予定です。」


「取手までの列車が来るんだ…」


何か、車内での情報とは違うけど、一応取手まで列車は行くと言うのです。
ちなみに、この時点で振替乗車を利用して東武アーバンパークライン〜つくばエクスプレス〜関東鉄道常総線で取手まで移動すると順調にいけば20時48分の到着。
普通に考えれば振り替えしない方が早く着きそうに見えます。

振替乗車についても駅では余りアナウンスがありません。
柏から振替乗車していけるのは、取手だけですから……


そこで、ここで得た情報を元にこれからやって来る取手行きに乗車することにしました。


20時10分頃、遅れていた柏19時56分発快速取手行き(1985H)がやって来ます。
実はこの列車、本来は品川始発の列車だったのですが、品川からやって来た列車ではなく上野に向かう上り列車が松戸で折り返してきたため車内はガラガラ……とてもいつもの下り列車とは思えない状況でした。

何事もなく列車は柏駅を発車するのですが……我孫子駅の手前でATS−Pのパターンによる減速をし始めます。


「これは抑止だな……」


結局我孫子駅で抑止となります。


車掌:「この列車は取手行きですが、天王台、取手の各駅に列車が止まっており、この駅で運転を見合わせます。」

その直後、車内の案内表示には「運転再開見込みは20時20分頃に変更となりました。」の表示が…


我孫子駅では2番線が成田線の発着のため列車の出入りがあるものの、快速線の1、4、5番線には抑止の列車が並びます。


そんな中、20時25分を過ぎた頃から5番線の上り列車が抑止解除となり、上野を目指して発車していきます。


「そろそろ運転再開か?」


車内のアナウンスでは……


車掌:「現在、北千住駅では警察による現場検証と安全確認の最終確認を行っています。引き続いて天王台、取手の駅に列車が停車しているため、運転の再開までお待ち下さい。」


ようやく20時30分を越えた頃……


駅員:「常磐快速線は北千住駅での人身事故で運転を見合わせていましたが、20時30分過ぎに運転を再開しました。順次列車の運転が再開されていますが、この列車は天王台、取手の駅に列車が停車しているため、運転の再開までお待ち下さい。なお、取手より先の列車は上野駅で運転を見合わせています。」


結局、20時40分頃になって……


車掌:「取手までの列車が空きましたので運転を再開します。」

と言うことで、我孫子駅を発車するのですが、天王台でまた抑止……

車掌:「取手駅のホームが一杯のため天王台駅で運転を見合わせます。」

「我孫子駅運転再開時に言っていたことと違うだろっ!」


結局、再び天王台駅で10分ほど待たされる訳ですが、上り線は特急列車が登っていきます。
当たり前ですが、運転再開がされるとまず優先されるのが特急列車です。
(特急券を購入している列車で、遅れが過ぎると払い戻しが発生するので当たり前ですが…)


そしてようやく取手駅に到着するのですが…


車掌:「まもなく取手駅の到着です。この列車は予定より51分の遅れで到着しました。皆様にはお忙しい中列車が遅れました申し訳ございませんでした。」


画像

(大幅遅れ)

列車は20時07分の到着予定が51分遅れの20時58分で到着しました。
ちなみに、人身事故がなければ松戸で19時44分発の2447Mに乗車していましたので、取手駅到着は20時04分。
つまり、54分遅れになります。

ただ、新松戸で振替を利用していれば20時38分の取手到着で20分早く到着できましたし、柏駅で振替を利用していても20時48分到着で10分早く到着することが出来ました。



もう少し、情報がいろいろ入れば途中で振替輸送を検討することが出来たのですけどね。


まぁ、このような状況はJRならではなのかもしれません


いろいろな路線が併行しているJRでは、隣の路線は通常運転で、こちらは運転見合わせや遅延と言うことは多くあります。
まだ運転見合わせであれば運転中の路線に乗り換えるという選択肢しかありませんが、片方が遅延やそれに近い状況となった場合、どちらの選択するかは自分が持っている情報でしか判断することが出来ません。

そして、その情報もJRが提供するものしかありません


しかし、その情報も断片的だったり不正確であったりすると、いくら駅の運行情報のモニタやE233系のような車内モニタ、スマホやインターネットの情報サービスのような提供手段があっても利用者には全くメリットがありません


特に最近目にするのが「運転再開見込みの変更」です。
先日も山手貨物線で貨物列車の車両故障で埼京線や湘南新宿ラインが昼過ぎから運転見合わせを行っていましたが、当初は16時再開見込みが17時再開見込みに変更となり、更に19時再開見込みとどんどん遅れていきました。

運転再開見込みが前倒しになる分にはいいのですが、遅れると当初の見込みでは振り替えるより再開を待った方が早かったのが、結局振替輸送を利用した方が早かったと言うこともあり得ます。

確かに、このようなときには現場は大混乱で情報は錯綜するでしょう。
でも、そういう時こそ的確な情報を利用者に提供して出来るだけ影響を小さくするのも鉄道会社の仕事ではないでしょうか?



特に首都圏では、各路線の直通乗り入れが入り組み、一路線の遅延が多くの路線に波及します。
そういったことも踏まえた上で情報提供のあり方も検討して貰えたらと思います……






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私の利用している京王線でも、直通の都営新宿線が遅延ないし運休すると、まず都営車が乗り入れている京王相模原線に影響が出て、
やがて京王線全体に影響が広がるんですよね
特に都営車の10-300形のR編成の車両故障が原因での遅延、運休が多かった記憶が・・・
(なんせ中間車に10-000形の古い車両を使ってましたから)

人身事故はJRに比べると回復が早いんですがね

後は踏み切り内安全確認や先行列車の遅れでも遅延は発生しますよね
運休、遅延に遭ったら運が悪かったと思うしかないですね
空気バネ
2015/10/18 23:12
to 空気バネさん
コメントありがとうございます。
返事が遅れてすみません。

首都圏のJRや私鉄はほとんどが他の会社線との直通運転を行っている関係で、乗り入れている会社線でトラブルが発生すると影響が及んでしまいがちです。
ただ、その情報が届くのに時間が掛かるのですよね。
多くの車両は自社線内であれば運行情報を提供しますが、他社線に乗り入れた途端情報がストップしてしまいます。

確かに、トラブルに巻き込まれたときは運が悪かったと思いますが、その度合いをどれだけ軽減してくれるか運行する鉄道会社も考えてほしいものです。
知佳@工場長
2015/10/24 17:21

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