T.O. 重工の鉄道模型作製日誌

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zoom RSS 直流専用となって第二の人生へ… (KATO 289系 くろしお入線)

<<   作成日時 : 2016/08/27 17:00   >>

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各都市から北陸方面への特急列車と言えば、首都圏からは上越線長岡経由の特急「はくたか」と、信越本線直江津経由の特急「白山」。
名古屋からは米原経由の特急「しらさぎ」。
大阪からは湖西線経由の特急「雷鳥」が浮かびます。

国鉄末期になると、上越新幹線が開業し、特急「はくたか」は「かがやき」と名前を変え、長岡始発の新幹線接続特急になります。
(同時期に、米原から速達タイプの新幹線接続特急として、特急「きらめき」が誕生します。)

これらの特急列車は、各路線の電化後は北陸地区が交流電化されたことに伴い、国鉄の交直流特急電車の485系(481系)で運行されます。
(信越線経由の列車は協調運転可能な489系)



1987年の分割民営化後も、しばらくは485系(489系)で運用されていきますが、車両の老朽化と、1997年に北越急行ほくほく線の開業に伴う高速化などもあり、JR西日本では681系および683系への代替を進めます。



首都圏から北陸方面は、上にも書いてあるとおり、1997年に北越急行ほくほく線が開業。
同時に長岡始発の特急「かがやき」を廃止し、越後湯沢始発で北越急行経由の特急「はくたか」が新設されます。
当初は、JR西日本の681系のほか、JR西日本の489系やJR東日本の485系も運用に加わります。
(ほかに北越急行所有の681系と683系がいます。)
JR西日本の489系については2002年に、JR東日本の485系は2005年まで運用に加わりますが、その後は681系と683系での運用になります。

信越本線経由の特急「白鳥」は、1972年の特急格上げから489系で運用されていきますが、1997年の北陸新幹線高崎〜長野開業に伴う、信越本線横川〜軽井沢廃止に伴い、同時に姿を消します。
(ちょうど、特急「はくたか」が新設されていますので、役目を譲った形です。)


名古屋からは、特急「しらさぎ」が1964年の東海道新幹線の開業に伴い新設されています。当初から481系で運用されてきましたが、2003年から683系2000番代に役目を譲っています。

そして、大阪方面は1964年の北陸本線 金沢〜富山の電化に合わせ、481系による特急「雷鳥」が大阪〜富山で開始されます。
その後、583系なども運用に加わりましたが、1985年にパノラマグリーン車やラウンジカーを連結した「スーパー雷鳥」を新設し、最盛期を迎えます。
分割民営化後は、1995年に485系の代替として681系が投入され、1997年に特急「サンダーバード」が新設されます。
681系に引き続き683系の投入も続き、2003年に「スーパー雷鳥」、2011年に「雷鳥」が廃止され、大阪口からも485系が姿を消します。

そのあとしばらくは、北陸方面の特急列車は681系および683系の運用で落ち着くのですが、2015年に大きな動きが起きます。



北陸新幹線 長野〜金沢の開業です



この北陸新幹線の開業で、北陸方面の特急列車には大きな動きがありました。
一番大きな動きが、首都圏方面への特急列車の見直しです。
北陸新幹線が開業したことで、越後湯沢からの接続特急の役目は終わります。
そのため、特急「はくたか」は在来線特急から姿を消します。
(引き続き、北陸新幹線の列車として名前は残ります。)

大阪・名古屋方面の特急にも大きな動きが出ます。
当たり前ですけど、金沢〜富山の新幹線開業に伴い、運用の縮小が行われます。
これまで名古屋始発のあった特急「しらさぎ」の名古屋乗り入れが中止になり、米原始発になります。

そのため、全体的に見てこれまで北陸方面の運用にあたってきた、681系および683系に運用の余裕が出来ます。
一方で、特急「ダイナスター」や「能登かがり火」が新設されますが、新幹線に譲った特急「はくたか」の運用分を考えるとかなりの余裕が出来ることになります。



そこで、他線区への転用が始まります………



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KATO
10−1363 289系「くろしお」 6輌基本セット
10−1364 289系「くろしお」 3輌増結セット



■購入店情報
今回の製品はこちらのお店で購入しました♪

(モデル トラン・ブルー)



JR西日本の289系です。
形式上は新形式扱いですが、元々は交直両用の683系です。

上に書いているとおり、2015年の北陸新幹線 長野〜金沢開業に伴い、越後湯沢〜金沢(一部は和倉温泉)の特急「はくたか」が廃止になります。
これによって、681系および683系にかなりの余裕が生まれます。

その一方で、JR西日本管内の特急列車を見ると、183系(とは言っても元485系)や381系が走っており、老朽化による代替が求められていました。
そこで、金沢の683系の一部を各路線に転属させて、代替させることにしました。

対象になったのは、特急「しらさぎ」に充てられていた683系2000番代です。
形式を289系としていますが、改造とは言っても電源を直流固定化しただけで、屋根上機器などには全く手を付けていません。
外観で見て異なるのは、「しらさぎ」のエンブレムが無くなって、帯の色が変わったくらいでしょうか?
特急「北近畿」向けの183系300番代などと同じです。


今回、このしらさぎの2000番代が対象になったのは、基本編成が5輌編成だったからだと思います。
基本編成の半数から、サハ1輌を抜いて4輌編成を作り、抜いたサハを残りの基本編成に加えて6輌編成にします。
4輌編成は福知山に転属させて、特急「こうのとり」。
6輌編成は京都に転属し、特急「くろしお」とします。
付属編成は需要に合わせて割り振れば、無駄なく転用できる寸法です。

これにより、福知山と日根野の381系が定期運用から姿を消しています。



それでは、セットを見ていきましょう!
(前置きが長いなぁ…)




■パッケージ
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(基本は大型です)

従来通りのブックケースです。
しらさぎでは基本編成が5輌編成でしたので、4輌のブックケースだったのですが、基本編成が6両になりましたので、大型のブックケースになっています。


■付属品
ユーザー取り付けパーツがあります。


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(これまで通りです)

クモハの大型通風器とJR防護無線アンテナ、公衆電話用アンテナです。
そして、ライトスイッチ用のドライバですが、色が変わりましたね。


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(新宮行はありません)

側面の愛称表示と行き先表示です。
行き先には「新宮」がありません。
現在の運用で新宮乗り入れが無いためです。


■車両

●近キト J03編成
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●クロ288-2005
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白浜方の制御車で、グリーン車になります。
287系に合わせるような、半室グリーン車化は行われていません。


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(何も変わっていません)

何度も書いていますが、改造に伴う外観上の違いは帯の色とエンブレムの有無くらいです。
くろしお向けの287系同様に、帯がオーシャンブルーになっています。


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(停止しているだけ)

屋根にはパンタグラフと屋根上機器がありますが、全く変わりがありません。
交直流機器も直流固定になっているだけで、そのままです。
機器の一部撤去、配線見直し、パンタグラフの交換までして直流専用になってにもかかわらず、番台区分の変更だけに留まる651系1000番代とは真逆の対応ですね。

ちなみに、パンタグラフが付いていますが電動車ではありません。

そして、見ての通りパーツはグレー一色です。
味気ないです…


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(並べてしまうと…)

当工場の683系2000番代と並べてみました。
色差しの効果がよく分かります。

なので、さっそく色差しです。


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(これでOK)

色差し完了です。
交直流車両は、ここが見所ですのでドレスアップしましょう〜


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(元「しらさぎ」編成だと判ります)

特急「しらさぎ」編成から転用されたと上に書いていますが、外観上元「しらさぎ」編成だと一番判りやすい場所はここでしょう。
二つの窓が上下に並んでいますが、元々喫煙スペースとして設けられた場所です。
(現在はフリースペースです)


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(並べれば一目瞭然!)

しらさぎ時代の編成と並べればよく分かりますね。
エンブレ部が無くなった関係で、ちょっと間延びした感じになっています。


●サハ289-2506
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この車両だけ、ほかの編成から来た車両です。
この編成は金沢時代S05編成でしたが、この車両だけS06編成の車両でした。
一方、このサハを抜かれたS06編成は、現在は福知山のFG406編成として4輌編成でがんばっています。


●モハ289-3405 (動力車)
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模型では動力車になります。
681系や683系は、現在の西日本の車両のような0.5M方式ではありません。
そのため、この編成は2M4Tになっています。
平坦線ですから、問題ないですしね。


●サハ288-2205
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パンタグラフ付きのサハです。
車いす対応席があります。


●サハ289-2505
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2号車のサハ289-2506と全く同じ構成です。


●クモハ289-3511
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京都方の制御電動車です。


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(西日本の“顔”)

増結編成との連結のため、貫通構造になっています。
この顔は、681系から始まりましたが、683系、285系、287系と引き継がれています。
西日本の“顔”ですね。



●近キト I02編成
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●クハ288-2708
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増結編成の白浜方の制御車です。
増結のために貫通構造になっています。

そして288形ですので、パンタグラフ付きになっています。


●サハ289-2408
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この車両は編成唯一の2ドア車ですね。


●クモハ289-3515
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増結編成の京都方の制御電動車です。
基本編成のクモハと全く同じで、通しの番号になっています。

681系の場合なら、非貫通構造になるのですが、683系2000番代の場合は「基本」+「増結」+「増結」が想定されたため、増結編成は両端が貫通構造になっています。

特急「しらさぎ」時代であれば、「基本」+「増結」+「増結」の11輌編成もあったのですが、現在の特急「くろしお」ではなさそうです。



以上が今回入線した289系2000番代「くろしお」です!



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(次のXデーは福井開業!)

JR西日本の特急車両の運用は、新幹線の進展に大きく左右されています。
287系の新製も、福知山と日根野の183系および381系の全てを置き換えていません。
これは、北陸新幹線延伸による車両余剰を見越しているためです。

そのため、このような287系と289系の並びが見られるようになっています。


これで、JR西日本管内で国鉄形式による定期の特急列車は、岡山〜出雲市の特急「やくも」だけになっています。
「やくも」向けの381系は、381系でも比較的車齢の若い1979年以降の製造の車両が大半です。
(とは言え、30年以上の車齢になっていますけど…)


今後は、この381系の動向が気になりますよね?
おそらく、北陸新幹線福井開業がポイントになるでしょう。

福井まで開業すると、特急「ダイナスター」はもちろん廃止でしょう。
(短命な特急になりそうです)

そして、特急「サンダーバード」「しらさぎ」は大幅運用減になります。

そうなると、更に683系が余剰になります。
すると必然的に289系への改造が行われて、後藤へ転属があると思います。
「やくも」は振り子制御によるスピードアップによる効果が期待されて、381系が投入された経緯がありますが、既に今回入線した特急「くろしお」は、限定的に投入された283系を除いて、287系、289系共に車体傾斜機能すら付いてない状態です。

それだけ、車輌製造や路線維持にコストが割けない状態なのです。

まぁ、683系は20年を経過してない車両ですので、まだまだ頑張れる車両たちです。
このように、新たな運用先でがんばってもらいたいと思います。

(当工場でもがんばって欲しいのですが、また競争率が……)







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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
いつも楽しく見させて頂いています。
しらさぎ号ですが、現在も旧来通り名古屋始発便が運行されております。乗り入れが無くなったのは富山のほうではないでしょうか?
solasola
2016/08/28 23:41
to solasolaさん
コメントありがとうございます。

ご指摘ありがとうございます。
確かに、名古屋始発がありますね。
おそらく、「しなの」の大阪始発廃止とごちゃごちゃになっていたのでしょう。
修正させて頂きましたので、ご返事とさせて頂きます。
これからもよろしくお願いします。
知佳@工場長
2016/08/29 00:19

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