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zoom RSS 元々個性派揃いですから… (113系福知山 その25)

<<   作成日時 : 2017/01/04 17:00   >>

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当工場では、まさかあっという間に223系に置き換わると思いもよらなかった、福知山の113系3800番代を製造しています。
(奈良の105系の方が先だと思っていました。)



前回の報告では、キットの内容を確認し、製造作業の準備を行っています。
(前回の作業報告記事はこちら)



今回から本格的な製造作業に入ります



画像

(やっと確定♪)




■ユニット相手が他人同士?

さて、本格的に作業に入るのですが、まだ決まっていないことがあります。


製造する車両の車番です!!


いつもであれば、とりあえず大枠での製造が始まり、製造の途中でほぼ車番が確定したり、途中で急遽変更したりしています。
過去には、JR西日本の123系製造で、車番インレタを貼ったあとに車番を変更した事例もあります。
(クモハ123-4からクモハ123-2に急遽車番変更の報告記事はこちら)

ところが、今回はそう簡単にはいきません。


と言うのも、113系3800番代は複雑なのです。


1986年に福知山線の宝塚〜福知山と、山陰本線の福知山〜城崎温泉が電化します。
それに伴って車両が必要になるのですが、末期の国鉄ですので車両を新製して対応することは出来ませんでした。
そこで、各地にある余剰となった113系をかき集めてきます。
ドアを半自動化して寒冷地対応させたのが、113系800番代です。
当初は4輌編成と2輌編成がありました。
2輌編成は、モハユニットに廃車となったクハ111形の先頭ブロックを切り出して取り付ける方法で先頭車化改造を行っています。

その後、分割民営化後に大きな動きがありました。
1991年に七尾線が直流電化されます。
そのため、交直両用の近郊形車両が必要になりますが、もちろんJR西日本には車両を新製するお金はありません。
そこで、交直機器の使用を停止して、福知山を走っていた485系から交直流関係の機器を取り外し、113系に載せることで113系を交直両用の車両に改造する計画をします。

これで出来たのが415系800番代です。
(一方で、交直機器を取り外された485系は、183系800番代になります。)
ただ、いろいろ制約がありました。
ほかの急行型車両と運用を合わせる為、3輌編成になります。
自動的に、クモハ+モハ+クハの3輌編成になります。
パンタグラフ付きの車両は、変圧器と整流器を載せますので、スペース的に制御車には出来ません。
しかも、そのスペースの確保するため、種車のモハ112形にはMGを搭載されていない車両が選ばれ、更にモハユニットにはMGを載せるスペースがありませんので、クハ111形はMGを搭載している初期の冷房車が選ばれました。
そうなると、残りのクモハですが、クモハ113形になります。
必然的に福知山で走っていた、113系800番代に目が止まる訳です。

実際に、113系800番代の2輌編成のユニットをばらし、クモハ113形をクモハ415形に改造するため供出。
MG非搭載のモハ112形は、183系800番代から交流機器を貰いモハ414形に改造。相手を失ったモハ113形はクモハ112形と改めてユニットを組みます。
その際、モハ113形と新たに用意したクハ111形は800番台化改造を実施。
新たに113系800番代の3輌編成として生まれ変わります。

その後、モハ113形が先頭車化改造を受けて、今回製造の113系3800番代になります。


従って……


ユニットが新製時の相手ではないのです!!


しかも、クモハ113形は元々MG非搭載のモハ112形とユニットを組んでいました。
そのため、試作冷房車も含まれています。

実際、改造された9編成の3800番代のうち、クモハ113形が試験冷房車なのが2編成あります。
鉄道コレクション第24弾の113系3800番代も、イラストを見るとクモハ113形は冷房の位置がかなりセンターからずれており、試験冷房車であることが判ります。
おそらく、相手のクモハ112形が押し込み形ベンチレーターを装備していることから、3813のユニット(N8編成)と考えられます。



さて、当工場ではどれを作りましょうか?



同じ編成にするのは面白くありません。
霜取りパンタ装備の車両も考えたのですが、当工場でも調査できていないことから情報が少なく、今回は断念。
そこで、今回は3810のユニット(N5編成)を製造することにしました。

2輌ともグローブ形ベンチレーター&AU75冷改です。
そして1パンタ車です。
大規模な屋根加工も不要ですので、無難な仕上がりになるのではないでしょうか?



それでは、製造方針が決まったのでさっそく作業に入りましょう。



■車体は再確認

もう一度、改造に使う種車を確認しましょう。


画像

(3輌必要か?)

用意したのは、クハ2輌とモハ112形の車体です。
でも、作るのは2輌だけです。
組み立て説明書の3輌分は、足回りなどを考慮したものでしょう。

もう一度見直します。


画像

(2輌で充分)

クハを1輌分減らして、2両分の車体を用意しました。
改造に使うクハは、湘南色より横須賀線色の方が優先です!
(顔が2000番代で、側面が1500番代なので…)
中間車の車体も、モハ112形ではなく、サハ111形かモハ113形の車体に変更しました。
パンタグラフは“普通の先頭車”のクモハ112形の方に付いているのですからね。



■最初は屋根から

さて、最初の作業は屋根からですね。
屋根を用意します。


画像

(こちらも2両分)

用意した屋根は、モハ114形とクハ115形の2両分です。
(実際には、過去の改造で供出した屋根なので、出所不明なんですけどね。)

さっさと削ってしまいましょう。


画像

(ほとんど削ります)

ベンチレーターの台座とパンタ廻りの配管を削ります。
あとは、残った穴を埋めるだけです。


画像

(穴埋め完了)

穴埋めが完了しました。
でも、ここでおかしな事に気づきます。


パンタグラフはどこに付いているんだっけ?


もちろん、“普通の先頭車”のクモハ112形です。
従って、モハ114形の屋根は切り詰めて取り付けることになります。

そうなると残りはクモハ113形です。
もちろん、切妻の先頭車です。

ん?じゃ、このクハの屋根はどこに使うんだ?

思いっきり間違えました!
本来は、中間車の屋根が必要です。
それを思いっきり思い込みで先頭車の屋根を加工していたのです。

急いで屋根を探します。


画像

(今度は間違いなし!)

モハ115形の屋根です。
同様の作業を進めます。


画像

画像

(これで追いついた!)

ベンチレーターの台座を削り、穴を塞ぎます。


画像

(あとは硬化待ち)

次への作業はパテが硬化しないと進めませんね。
なので、今回の作業は終了です。

しかし、いきなり間違えましたね。
久しぶりのコンバージョンキットの作成なのもありますが、経歴が複雑な113系3800番代と言うこともあります。
また、過去に113系800番代や415系800番代を製造しており、その記憶をたどりながらと言うのも混乱を招くのでしょう。
ちょっと注意が必要ですね。



次回は車体側面の準備にかかります






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ようやく鉄コレとして発売されますが、ここまで完成品として発売がなかったのは以外と思いながら、福知山の113系3800番代を製造しています。 (車両のインパクトはあるのですけど、運用はいたって地味ですからね。) ...続きを見る
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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
サンパチ君の側窓って、0番台と同じ角の丸い奴じゃなかったっけ?
そう思って、自作(キッチンのパーツ使用)した際の種車は、TOMIXのHG0番台のMM’ユニットを用意して、パンタ付のモハ112にクハのお頭を切り継ぎしました。

(間違ってたらすみません)
サンパチ君が懐かしい・・・
2017/01/05 18:36
側面までごっそり交換する仕様なんですね。
すみませんでした。m( )m

完成まで楽しみにしています。
サンパチ君が懐かしい・・・
2017/01/05 21:40
to サンパチ君が懐かしい・・・さん
コメントありががとうございます。

113系3800番代は、元をたどれば113系0番代ですので、ご指摘の通り角の丸い非ユニット窓です。
今回の製造では、トレジャータウンのコンバージョンキットを用いますので、車体側面も交換します。
なので、種車はユニット窓車で大丈夫なんです。
HGの0番代を使うのはもったいないですしね。
(平気でHGのクハ455形は切り刻みますけど…)
知佳@工場長
2017/01/05 21:45

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