T.O. 重工の鉄道模型作製日誌

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zoom RSS これで、再び北陸本線全線に… (KATO 521系2次車 入線)

<<   作成日時 : 2017/03/04 17:00   >>

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当工場では、東海道本線の米原駅で接続する北陸本線(現:米原〜金沢)についても、運用を行っています。
これまで、当工場では国鉄の分割民営化以降、元国鉄急行型電車の475系と、473系などの機器を流用して製造された413系が、北陸地域の主力として活躍してきました。


しかし……


2015年に北陸新幹線(長野〜金沢)が開業。
北陸地域の在来線は大きく変わります。
それまで北陸本線だった米原〜直江津のうち、新幹線と並行する金沢〜直江津は、地元自治体が中心の第三セクターに運行が移管されます。
石川県の金沢〜倶利伽羅は「IRいしかわ鉄道」、倶利伽羅から富山県を横断して新潟県の市振までが「あいの風とやま鉄道」、残りの新潟県内の市振〜直江津が「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン」になります。
この第三セクター化と共に、老朽化した475系などは運用から撤退。
一応、413系が当工場に在籍していますが、JRに残った編成は地域色化されて漆色になり、かろうじて新北陸色で生き残った車両も、あいの風とやま鉄道で活躍することになりました。



つまり……



現行の北陸本線で普通運用できる車両がいなくなったのです!!
(直流区間の米原〜敦賀は別ですが…)

特急列車についても、大きく変動がありますが、既に683系のリニューアル車が1月に入線。
引き続き、「はくたか」から「しらさぎ」に生まれ変わった681系も入線が決まっています。
(683系リニューアル車の入線報告記事はこちら)



そして今回、ようやく北陸本線で(再び)普通運用できる車両が入線しました!!



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KATO
10−1395 521系(2次車) 2輌セット



■購入店情報
今回の製品はこちらのお店で購入しました♪

(モデル トラン・ブルー)




JR西日本の521系電車です。
521系は、2006年から製造が行われた、交直両用の近郊形電車です。
その投入の目的ですが、大きく二つあります。

一つは、老朽化した車両の代替です。
2006年に北陸本線の長浜〜敦賀の直流電化延伸しますが、当時の北陸本線には583系改造の419系がまだがんばっている状況でした。
まずは、それら老朽車両の置き換えのため投入されました。
(ちなみに、このときは地元の滋賀県と福井県が製造費用を負担しています。)

もう一つが、北陸新幹線開業に関連する増備です。
上でも書いていますが、2015年の北陸新幹線の開業に伴い、並行する在来線は第三セクター化することが決まっていました。
そこで、第三セクターに移管する車両として増備を行い、第三セクター開業後は車両を委譲し、経営を支援する事になりました。
今回入線する車両は、2009年に製造を開始した2次車で、金沢・富山地区の475系を代替する目的で製造されています。



それでは、車両を見ていきましょう〜♪



■パッケージ
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(2輌ですので…)

2輌セットですので、通常の紙ケースです。
ちなみに、上の写真でもお判りでしょうけど、運用の関係で当工場では3編成の入線になっています。
なので、まとめてしまいましょう。


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(ひとまとめに)

ちょうど、当工場にKATOのケースが余っていましたので、まとめてみました。
これで保管すれば、移動も楽ですしね。


■付属品
ユーザー取り付けのパーツがあります。


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(ステッカー類はこれだけ)

優先席ステッカーが付属しています。
車番インレタは付属していません。
車両は車番と行き先表示が印刷済みで、車番は26のユニット(金サワ G21編成)になっています。


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(結構多くあります)

ユーザー取り付けパーツです。
最近のKATO製品では、珍しく多いのではないでしょうか?


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(選択できますが…)

正面の行き先表示パーツです。
普通 福井行きと普通 敦賀行きが選択できます。
選択できますが、車体には普通 金沢行きがセットされており、しかも車体側面にも金沢行きの印刷がされていますので、選択がむずかしそうです。


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(なぜ付いていない!!)

増結用のカプラーです。
製品にはダミーカプラーが装着されていて、増結の際にはこのカプラーに交換します。
ただ、見ての通り中間の妻面と共通で電気連結器の表現がありません。


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(考え方はメーカー共通)

模型では227系でもおなじみの、転落防止幌です。
見ての通り、tomixと同じで正面用と中間連結用があります。


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(KATOに軍配!)

左が増結用で、右が正面用です。
カプラーも交換しています。

転落防止幌ですが、ただ車体に差し込むだけなんですが、しっかりと固定されて外れることはないので、取り付け方法としてはKATOに軍配でしょうか?


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(曲線もラクラク〜)

手前が正面用で、奥が増結用です。
227形入線時にも書いていますが、模型の場合曲線が実際に比べてきついので、当然のことながらそのままだと幌が接触します。
このように、幌の一部カットは仕方のないことですね。


■車両

●金沢総合車両所(金サワ) G21編成
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●クモハ521−26 (動力車)
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金沢方の制御電動車です。
JR西日本では、321系以降の形式は、全電動車方式(0.5M方式)が採用されていますが、この521系では採用されていません。
交直両用車の場合、パンタグラフを装備した車両には変圧器や整流器など、交流区間必要な機器を載せるため、0.5M方式では重量やスペース的に無理があるのでしょう。


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(貫通扉付きです)

増結考慮して貫通扉付きです。
車体は223系2000番台以降がベースになっていますが、正面は貫通扉付きの223系5000番代や5500番代に似ています。
(と言うことは、次があるのですか? KATOさん♪)

見にくいですが、正面上には種別表示と行き先表示があり、「普通 金沢」がセットされています。
また、スカートや貫通扉、運転台のコンソールに編成番号のG21が印刷されています。
さすがはKATOさんで、綺麗に表現されています。


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(帯の色違い?)

車体側面ですが、上でも書いていますとおり、223系2000番台以降が基本となっています。
帯の色を変えたら223系ですね。


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(成形表現です)

前後の扉には、ワンマン運転時の表示装置があります。
313系などでは印刷表現がとられることもあるのですが、今回の521系では成形表現がされている上に印刷されています。
ここまでして頂ければ、何も言うことはありません。

車体側面の行き先表示と種別表示ですが、上でも書いてあるとおり「普通金沢」が印刷済みです。

ちなみに、台車は積雪地域の運転される車両ですので、ダンパーやバネにはゴム製のカバー表現がされています。


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(どうせなら両方に…)

屋根上には、ホイッスルカバーとJR防護無線アンテナ、そしてクーラーが載っています。
信号炎管は屋根と一体成形ですね。
ホイッスルカバーは別パーツなのですが、気になるのがJR防護無線アンテナです。
車体前方と中央に1個ずつ設置されているのですが、前方のみ別パーツで中央部は屋根一体成形です。
どうせなら、両方別パーツにして欲しかったですね。

クーラーは223系と同様、メッシュの奥にあるファンまでも再現されています。


ここで、223系2000番代と並べてみました♪


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(似て非なるもの…)

先頭形状もそうですが、実はクーラーもちょっと違うのですね♪


さて、この車両は動力車です。
足元を見てみましょう。


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(片台車駆動)

見ての通り、313系から採用されている、片台車駆動です。
2輌編成で、両方の台車を駆動するまでの牽引力が不要であることと、先頭のライトユニットをトレーラーと共通化できるメリットがあります。

しかし、今回ちょっと違うところがあります。


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(積雪地域だから空転対策?)

車両後方の台車が駆動します。
今回、最大で3編成の6輌編成が想定される中で、トラクションゴムが追加されました。

おそらく、積雪地域を走る車両ですから、空転対策に………
ではなく、レイアウトの急勾配にも対応できるようにしたのでしょう。
(確かに、2輌編成の313系だと勾配は辛いですから)

一方の先頭台車は……


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(から廻りします)

先頭側の台車は、トレーラーです。
台車にはスノープラウが装着されていますね。

ちなみに、保安装置はATS−SWを装備しています。
敦賀の車両の一部は、湖西線や米原まで乗り入れるため、ATS−Pも装備しています。


●クハ520−26 (動力車)
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福井・敦賀方の制御車です。
パンタグラフを装備しており、変圧器や整流器を搭載しています。
電動車と付随車に機器を分散する手法は、681系や683系でも採用されています。


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(幌付き)

正面のスタイルは、当たり前ですけどクモハ521形と同じですが、貫通扉に幌が取り付けられます。


そして、交直両用車の一番の醍醐味が……


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(機器がぎっしり)

交直両用車ですので、パンタグラフの他に、検測用変圧器や真空遮断器、交直切り替え器、交流用主ヒュースなど、多くの機器が搭載されています。
そのため、2基搭載している集中分散型のクーラーが前方に寄っています。
(分散した意味がないかも?)

さて、写真は当工場で色差しした後のパンタグラフ廻りです。
入線直後の姿は……


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(かなり努力しています)

さすがはKATOさんです。
日々進化しています。
碍子と配線パーツを別パーツ化することで、ディティールアップを図っています。
碍子の白が引き立っています

しかし、実に惜しい!!

よく見ると、測定用変圧器の配線にある碍子は一体成形でグレーだし、真空遮断器も車体側の支持する碍子までは白ですが、本体はグレー、そして配線もグレー……

やはり、当工場では色差しは必要なようです。


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(ここまでしたい)

奥が色差し前で、手前が色差し後です。
白と銅色を追加しました。

作業については後日報告したいと思います。


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(これもワンマン対応?)

車体後方にはトイレが設置されており、車いすスペースもあります。
そして、妻面には窓ガラスもあります。

これもワンマン対応なんでしょうね?




以上が今回入線した521系(2次車)です!



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(新旧交代へ…)


上でも書いていますが、当工場ではこれまで国鉄形式の475系と413系が、北陸地域の主力としてがんばってきてくれました。

しかし、2015年の北陸新幹線の開業で状況は一変!!
475系は運用から退き、413系も新北陸色が第三セクターあいの風とやま鉄道に移譲されてしまい、北陸本線の普通運用できる車両がいなくなる事態となりました。

今回の入線で、再び現在の北陸本線米原〜金沢の全線で運用できることになったほか、第三セクターのIRいしかわ鉄道とあいの風とやま鉄道にも移譲された521系が在籍していることから、乗り入れるえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの直江津まで運用できるようになりました。
つまり、新幹線開業前の北陸本線 米原〜直江津の時の運用範囲に戻った訳です。

ただ、このあとも大きな動きが予想されます。
一つは七尾線の車両のことです。
七尾線は、これまで415系800番代で運用されてきましたが、さすがに車歴を見ても限界でしょう。
(新製から、そろそろ半世紀でしょうから…)

521系の増備で、一部が413系に置き換えられましたが、その413系も車体は分割民営化直前の製造とは言え、足回りは471系や473系です。
もしかしたら、更に増備があるのかもしれません。

そして、北陸新幹線は更に延伸します。
既に金沢〜福井が着工し、更に敦賀、そして関西までのルートが決定しました。
2020年までに福井まで開業の予定ですが、そうなると更に並行在来線がどうなるのか、それに伴って521系がどうなるのか興味があります。


そんなことを思いながら、今後は北陸の主力として521系の運用を行っていきたいと思います。







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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも楽しく拝見しております。
521系予想以上に出来が良いので未だに迷ってます(´・ω・`)
521系もそうなんですけど気付いたらKATOカプラーが電連模した連結カプラーから連結器自体で連結可能に変更になってますけどあれっていつからなんですかね?
これからの製品は標準になるようでしょうけど従来の車両はカプラーの互換性はあるんですかね(´ω`)
連結は見る限り不可能でしょうけども
TNカプラーのように電連付も出ればディティールアップにも繋がるのでバリエーションに期待ですね(笑)
弟くん
2017/03/05 08:27
to 弟くんさん
コメントありがとうございます。

今回の521系は、ある意味KATOの試験的な意味があったのかもしれません。
転落防止幌は、西日本では223系でも取り付けられているものですので、今後の再販での対応もあるかもしれませんね。

カプラーについては、正直逆に困りものです。
特に互換性です。
旧製品と連結できないのは困りますね。
今度確認してみようかと思います。
知佳@工場長
2017/03/06 01:36

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