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zoom RSS 交直両用車のディティールアップと言えば? (KATO 521系 色差し)

<<   作成日時 : 2017/03/08 17:00   >>

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当工場では、2017年2月にKATOの521系が入線しています。
この入線によって、北陸新幹線の長野〜金沢開業以後の、北陸地域の普通運用が出来るようになりました。
(KATO 521系の入線報告記事はこちら)


その521系ですが、当工場に入線してすぐに色差し作業を行っています。
本来は入線報告記事の中で作業の内容を報告しようと思っていたのですが、日報のボリュームが大きくなりすぎるので後日報告となりました。
(ブログには文字数制限があるのです。)
今回はその作業報告を行います。



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(2色追加するだけで…)




■完成品の精度も上がっていますが…
上でも書いていますが、2017年2月に当工場にKATOの521系が入線しています。
形式からも判るように、交直両用の近郊形電車です。

そのため、パンタグラフの周辺にはさまざまな機器が搭載されています。


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(別パーツ化してディティールアップ)

入線直後の、クハ520形のパンタグラフ廻りです。
交直両用車には、いろいろな機器が搭載されています。

交流電圧を測定するための検測用変圧器。
回路を保護するための真空遮断器。
交流区間で作用する交流用避雷器。
交流・直流の回路を切り替える交直切り替え器。
交流区間から誤ってそのまま直流区間に進入した際に、回路を保護する交流用主ヒューズ。

これらの機器は、交流20kVの高電圧がかかることから、車体との絶縁を図るため何段にも積み重なった碍子で支持されています。
碍子は陶磁器で出来ており、一般には白い外観ですが、日本海側を走る車両では塩害対策のため、表面に特殊処理を施した、緑色の碍子を用いることもあります。
また、当たり前ですけど、配線には銅線が用いられています。

ちなみに、変圧器と整流器は大きな機器のため、床下にあります。



模型でも、もちろんこれらの機器は再現されており、交直両用車のポイントになっています。
ただ、模型の完成品は量産やコストの都合で、配線や碍子を一体成形することがほとんどです。


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(しっかり出来ているのですけど…)

一般的な完成品のパンタグラフ廻りです。
無難に全ての機器をグレーにしています。
まぁ、慣れてしまえば「そんなものかな?」と思ってしまいますけど、実際の車両を見ればどう考えてもおかしな事だと気づきます。

さらには……


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(さすがにこれは…)

思いっきりやってしまっている例です。
まぁ、碍子は白いのですから、一番目立つ部分に色を合わせればこうなるはずです。
ただ、見ての通り、ある意味失敗ですね(笑)


でも、最近の車両では、いろいろ改善が行われています。


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(分けてしまえば…)

KATOの813系200番代です。
碍子とその上にある配線のパーツを分けています。
こうすれば、碍子の色を際立たせることができるので、かなりのディティールアップがされます。
ただ、この場合でも配線パーツはグレーですね。
これは、碍子の配線支持や交流避雷器の頂部が(亜鉛メッキ処理された)鉄製のためです。


当工場では在籍していませんが、配線に思い切って本物の銅線を使っているものもあります。


さて、今回入線したKATOの521系ですが……


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(がんばってはいますが…)

813系と同様に、碍子と配線が別パーツになっています。
そのため、パンタグラフ周りが賑やかに見えます。
ただ、よく見ると碍子のはずなのに白くない部分があります。

パンタグラフの左側にある四角い箱は、検測用変圧器です。
パンタグラフから配線でつながっています。
受電部分は碍子で覆われているのですが、一体成形なのでグレーです。

もう一つは、パンタグラフの右側にある真空遮断器です。
横につながっている碍子の中に、回路を遮断する部分があります。
車体から延びている、支持用の碍子は別パーツのため白ですが、遮断器本体の碍子は配線と同じグレーです。
白くしないのは、遮断器の中間と端部が金属製だからなんでしょうね。

そして、もう一つ白い機器が本来はあります。
一番奥にある、棒のようなものです。
実はヒューズです。
直流用のヒューズは、交流避雷器の右側にあるとおり、箱に収められています。
(車両によっては床下にある場合もあります)

交流用のヒューズは20kVの電圧がかかるため、碍子で支持されているのです。
こちらも陶磁器の碍子の中に納められています。

これらの機器が、本来であれば他の碍子と同じ白である必要があります。
更に、それらの機器につながる配線は銅線ですから、銅色である必要があります。



そこで、これらのパーツに色を付けていきます。



まずは分解です。



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(取り外し注意!)

取り外す際には、取り外す前に写真を撮っておいた方がいいですね。
どこに戻すのか、判らなくなりますから。

あとは慎重に、壊したり飛ばして無くさないように取り外します。
今回、特に注意なのが真空遮断器です。
これまでは、遮断器全体が一つのパーツになっていたのですが、四角い箱の部分と中央の遮断器本体の部分が別パーツになっています。
なので、今回は四角い箱の部分を取り外してから、中央の遮断器部分を取り外しました。
そして、取り外しの際に気づいたのですが、遮断器とパンタグラフまでの配線が一体になっています。これも要注意ですね。

ちなみに、KATOやtomixは接着剤固定をしていませんが、マイクロエースやGMは接着剤固定している場合があるので注意です。


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(まさか一体とは…)

取り外したパーツです。
さっそく塗装に入ります。


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(しっかり固定)

当工場では、昔から割り箸に両面テープを貼り付け、そこにパーツを固定して塗装しています。
こうすれば、手を汚すこともありませんし、無くすこともなくなります。


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(塗装完了)

白と銅色で塗装しました。
ついでにパンタグラフのスリ板にも色を差します。
これで作業は完了で、車体に戻します。


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(だいぶ変わった?)

色を差したことで、大分印象が変わったと思います。
実際に、作業前の車両と並べてみましょう。


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(いつもは一斉だけど…)

本来は作業の効率化のため、入線したら全車一斉に作業を行いますが、今回は差を見るためあえて1輌だけ先行して作業を行って見ました。
左が作業前の入線(購入)したそのままの車両で、右が色差し作業後の車両です。

特に真空遮断器と銅の配線がよく目立ちます。
まぁ、実際の車両では、外に曝されている機器なので、銅の配線は早いうちに光沢がなくなってきますので、出場直後になるのでしょうか?
車体のウェザリングもしていませんので、この方が合っていると思いますが。


このように、最近の完成品もユーザーの要求の高まりに応じて、日々進化しているのですが、やはり量産とコストの兼ね合いもありますから、限界というのものあります。
そこで、ちょっと手をかけることで、更にディティール高めることが出来ます。

特に交直両用車は屋根上が賑やかなので、上から見ることが多い鉄道模型ですので、屋根上機器の色差しは効果が抜群にあると思いますので、一度試してみてはいかがでしょうか?

「でも、失敗したら怖い!」と思う方もいると思います。
であれば練習してみるという手もあります。
tomixのパーツには、モハ454形やモハ484形の屋根があります。
そういったパーツで、練習してから実際に作業に取りかかることも出来ますね。







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