ようやく山陰本線全線走破できます! (キハ41形豊岡 最終回)

当工場では、2008年に行った調査旅行を基に山陰線進出計画を計画しました。
しかし当初、必要なキハ47形がtomixから製品化されておらず、いきなり計画が頓挫。
そのまま、115系を中心とした山陽本線の拡充を行ってきました。

その後、2010年にようやくtomixからキハ47形が製品化され、翌2011年から本格的に山陰線進出計画を実行に移しました。
(最初は下関総合の車両でした)
順調に見えた山陰線進出計画ですが、予想以上にキハ47形の消費が激しいことと新たに九州への進出もあり、最後の区間(城崎温泉~浜坂)の車両だけ製造が遅れる結果となりました。


しかし……


ようやく、この区間で運用を行う車両が完成しました!!
(前回の作業報告記事はこちら)



■完成
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福知山電車区 豊岡支所 (福フチ)
 キハ41 2003
 キハ40 2008


福知山電車区豊岡支所(福フチ)に所属するキハ41形とキハ40形です。
当初の計画ではキハ47形2~3輌を製造。
播但線向けにこのキハ41形とキハ40形の合計5輌を計画していました。

しかし、改造種車となるキハ47形が枯渇した上に、九州へ運用拡大を行ったため更にキハ47形の需要が増える結果となりました。
そこで、規模を縮小して福フチはキハ41形とキハ40形の合計2輌を先行製造して山陰本線豊岡~浜坂の運用も担当してもらうことにしました。

キハ47形はこの先、富山地区の製造計画もありますが、計画外に姫路鉄道部(姫新線)の2輌を製造したことも今回の製造規模縮小の原因ともなっています。

それでは、完成した車輌を見ていきましょう。




●キハ40 2008 (動力車)
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福フチのキハ40形です。
キハ40形はキハ40系列で唯一、両運転台で製造された形式です。
そのため、全国のローカル線で活躍しています。

福フチでも、播但線の非電化区間(寺前~和田山)を中心に活躍していますが、キハ47形の検査の都合ではキハ40形が山陰本線の運用に出てくることがあります。
(キハ41形も同じですね)


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(昔は区別していました)

塗装はいたってシンプルで、ワインレッドの車体に黄緑色のポイントがあるだけです。
(模型は逆に大変なんですけどね)

正面から見て右下に、JRのロゴがあしらったマークがあります。
以前は播但線用の車輌に“BANTAN”と書いてありましたが、現在は消されています。
(それ以前に、地域色になりつつあります)


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(窓が並びます)

片開きの扉が車端にあり、間に大小様々な窓が並びます。
(大きさは3種類あります)
その窓間に黄緑のポイントが並びます。

模型作製では、窓枠を如何に綺麗に一直線に取り付けるかがポイントですね。


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(快適になりました)

キハ40系列は国鉄が製造した車両ですが、当初冷房を搭載しませんでした。
その後、JR化後に冷房を追加しています。
なお、水タンクはトイレ用のものですが、当工場ではトレジャータウン製のものに交換しています。
(水タンクはJR北海道や九州では室内に移設して撤去しているものもいますね)



●キハ41 2003 (動力車)
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キハ41形は、1999年の播但線電化の際にキハ47形を両運転台車化し、単行ローカル運用に対応させた車両です。
改造は5輌行われ、全車が福知山に配属。
播但線の非電化区間(寺前~和田山)のほか、山陰本線の豊岡~浜坂の運用もこなします。

見ての通り、運転台を増設しただけですので基本的にはキハ47形のままですね。


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(側面配置もそのまま)

種車がキハ47形ですので、やや中央寄りに両開きの扉が二つあります。
朝夕は通学客で混雑する路線らしいので、キハ40形よりもこのキハ41形の方が輸送には有利かもしれませんね。


そして!
運転台が追加されました……


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(見事な食パンです)

追加された運転台は、構体を活かしているため切妻構造となっています。
(いわゆる食パンですね)

ただ、113系や115系の先頭車改造のように、103系などの部品共用ではなく、どちらかというとキハ40系列の顔をイメージした印象があります。
(特に振り分けたヘッドライトや、高い位置にあるテールライトがそうですね)


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(もう少し前がよかったかな?)

運転台増設に伴い、スカートも設置されています。
今回は形状が似ている103系のもので代用しました。

ただ、取り付けの関係でちょっと奥まっていますが、実際にはトイレの循環処理装置が車端にありますので、スカートは車端ギリギリに設置されています。


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(当初からトイレ付き)

キハ41形の5輌はすべて、トイレの装備がないキハ47形1000番台から改造されています。
(この2003の場合、1024からの改造)
ただ、ローカルでトイレ無しの運用は厳しいため改造時に追加されています。
元々、種車に水タンクは設置されていませんので床置きとしています。
そのため、助手席側後方は客用ドアまで窓がありません。


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(屋根上スッキリです)

先程書いていますが、屋根上に水タンクが無いため屋根上はスッキリしています。
(おまけに切妻だし…)



以上が今回完成した福フチのキハ40形とキハ41形です



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(2輌でも、単行でも!)

今回製造した2輌は両方とも両運転台の車輌で、どちらも動力付きです。
従って、どちらの車輌が単行で運用に入っても、2輌で運用することも可能です。
(その辺が強みかな?)


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(ようやく全線走破へ…)

当工場では播但線の運用のため2009年に103系3500番台を入線させています。
(GM103系播但線色入線報告記事はこちら)

ただ、103系ですので電化区間だけの運用しか出来ませんでしたので、ようやく全線での運用が可能になりました。
(もちろん、寺前で乗り換えが必要ですが…)


そして、山陰本線にも足を延ばすのですから……


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(浜坂でこんな出逢いも…)

山陰本線の浜坂で福知山電車区から鳥取鉄道部へ運用が変わります。
そのため、このような出逢いもあったと思います。

左は50系客車からの改造のキハ33形1000番台です。
どちらも運転台を増設したという意味には兄弟なのかもしれません。
(キハ33形の場合は客車を気動車化したので、改造のレベルは格段に違いますが…)

キハ33形は気動車化の際にローカル運用も出来るように両運転台車となりましたが、トイレがなかったため当初は短距離の境線の運用に就いたりし、最終的にはこの鳥取~浜坂でトイレ付きのキハ47形0番台と手を組んで運用に入っていました。
そう考えると、ローカル運用でトイレが如何に必要かが分かります。
(それを解っていて、トイレを装備しないでキハ120形を製造するんだから…)

そのキハ33形も2010年に運用を離脱しています。
(キハ33形1000番台完成報告記事はこちら)



そして、豊岡~浜坂の運用が出来ると言うことで……


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(起点から終点まで…)

山陰本線は京都を起点とし、終点幡生までの676.0kmの路線です。
(支線を含む)

それを模型で全線運用できるようになりました!

京都から221系で園部へ、園部から城崎温泉までは115系や113系の“食パン”2輌、そして豊岡から浜坂までが今回製造したキハ41形&キハ40形。
浜坂から鳥取、米子を越えて益田までは首都圏色のキハ47形。その先、終点の幡生までは下関のキハ40形で運行が可能です。
全線を優等列車でといきたいところですが、実際には益田~幡生は優等列車が山口線へ迂回するため運用がなく、全線運用するためには普通列車での運用が不可欠でした。

ただ、最近ではJR西日本が“地域色”と呼ばれる経費削減を行っているため、気動車はすべて首都圏色になりつつあり、首都圏色のキハ40形とキハ47形があれば山陰地域のほとんどは運用が可能なのですが、当工場では基本的に地域色の製造を行っていませんので、播但線色の製造の必要がありました。
当工場には地域色のキハ120形がいますが…
(キハ120形地域色完成報告記事はこちら)

まぁ、国鉄時代であればDD51形機関車と数輌の旧型客車、荷物、郵便客車で全線の運用が可能なんですけどね(^^ゞ
(山陰本線824レはあまりにも有名です)


画像

(一応、計画は終了?)

当工場で製造した、キハ40系列JR西日本のリニュアール車とキハ33形……
左から広セキ(下関総合車両所)、岡オカ(岡山気動車区)、近ヒメ(姫路鉄道部)、米トウ(後藤総合車輛所)、米トリ(鳥取鉄道部)、そして福フチ(福知山電車区 豊岡支所)です。
一部当初の計画にはない車輛もいますが、山陰線進出計画で予定していた車両の製造はすべて完了しました。

まぁ、その後も陰陽連絡線の運用拡大も狙い一部車両の購入も行っていますが、未だそこまでは製造が追いついていません…
(キハ120形の再生産が待ち遠しい…)


運用的には福フチのキハ47形が欲しいところですが、キハ47形の不足もありますので米トウのキハ47形を借りて妥協する予定です。
まぁ、あとはこれだけ当工場で製造してきましたが、tomixが順次製品化をしていきます。
既に広セキが発売となり、福フチのキハ47形が限定で製品化されています。そして、米トウが発売予定ですから、その次は岡オカでしょう。

そのうち目新しくなくなるかもしれませんが、当工場では今後も山陰方面の主力としてがんばってもらおうと思います。
(広セキや岡オカのキハ48形、キハ41形はさすがに製品化しないと思いますので…)




●おまけ

今回キハ47形からキハ41形を製造したのですが、こんなものが余りました……


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(実車では余りませんが…)

運転台切り接ぎのために切断したキハ47形の妻面です。
実車の改造では構体を利用してますので、このような切り接ぎは行っていませんが、模型では運転台のブロックを切り接いだため、このように余ってしまいました。
(本来、板餐館のキットは車体のコンバージョンキットですので、元の運転台以外の車体が余ります。)

まぁ、当工場ではこのようなパーツが余るのはいつものことなんですけどね…
(クハ455形やクハ111形の先頭部分がない車体がいくつも転がっています…)
何か再利用できないものかと考えてしまいますね。







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この記事へのコメント

2014年01月08日 01:16
1月7日『♪上を向いて歩いてみたら』ブログ記事へB747詳細してくれて助かりました

(*^∇^*)V


キハ41?
完成おめでとうございます
\(^ー^)/

私の知らないヨンマルキハです

('ーДー`)

このキハ41の存在価値がわからないんです

ごめんなさい
m(_ _)m

って‥キハの食パンマスクが愛らしいわね

(・o・)

面白い。と言うより珍品ね


(゜Q゜;)


2014年01月08日 19:38
キハ41系完成おめでとうございます。

実は自分は山陰本線どころか、関西方面には一度しか行ったことが無いのですが、自分もこのキハ41系は少し気になる車輌です。
他の先頭車化改造車よりも種車に似ているといいますか、なんか微妙の違う印象というか。
東の205系先頭車化改造車もすごいですが、原形をとどめていない改造車よりも原形に似ている改造車のほうがまだいいような気がします。

話は変わりますが、自分もこれから金属キットなど様々な車両を作って行きたいと思っています。
なので、リンクをさせて頂いてもよろしいでしょうか。
よろしくお願いします。
2014年01月08日 21:00
完成おめでとうございます!
私も晩餐館のキットを持っているんですが、全く手をつけていません(笑)
私は今度発売されるキハ47-0の更新車セットを改造して制作しようと考えています。
その時はまた参考にさせていただきます。
ひとつ気になることがあります。
福フチは福知山電車区の略号であって、豊岡鉄道部は福トカだと思うのです。。重箱の隅をつつくようなことですみません。

キハ41の独特な顔つきは、加古川線103系3550番台と通じる部分があるように思います。
貫通扉が下に伸びてるせいでしょうか・・・
阪急では随時更新中の7000系のうち、7010Fだけ更新後も貫通扉の窓拡大が行われずに、車番を助手席窓に移したために異様な顔つきになっています。
貫通扉の窓って不思議ですね・・・
それだけで意匠が変わっちゃうんですもの・・・
2014年01月15日 22:12
to ~NORINKO~さん
コメントありがとうございます。
返事が遅れてすみません。

キハ41形は元々キハ40系列になかった形式で、唯一改造で生まれた形式です。
元々全線非電化の播但線が都市部のみ電化して、残りのローカル部のみが非電化で残りました。
なので、ローカル運用のため単行の車輌が必要だったのですがJR西日本にはキハ40が足りない……
そこで、それまで播但線で走っていたキハ47形を両運転台にして、ローカル運用に充てたのがキハ41形です。
JR西日本らしい先頭車改造ですので、どうしても食パン顔なのが珍しくて作製しました。
何せ播但線しかいませんから…
2014年01月15日 22:19
to コンテナZX19Aさん
コメントありがとうございます。
私も関東の人間ですので、西日本方面はあまり出掛けていなかったのですが、最近は仕事の都合で出掛けることが多くなり、興味が沸いてきました。

JR西日本の場合、基本的に車体を活かした改造なので、食パン以外に選択肢がありません。
そのせいで似たような顔になりがちですが、その中でキハ41形はちょっと原型に似せようと努力しているようにも見えます。

リンクの件連絡ありがとうございます。
もしよろしければリンクして下さい。
こちらはOKですよ。
2014年01月15日 22:24
to 雪うさぎさん
コメントありがとうございます。
返事が遅れてすみません。

略号の件、ご指摘ありがとうございます。
確かに福トカでしたね(^^ゞ

キットをお持ちとのことですが、この板餐館のキットはKATOに寸法を合わせています。
なので、けっこう細かな調整が必要になるかと思います。
それと、tomixのリニューアル車は窓枠が奥まってしまっているのがちょっと気になっています。
キッチンさんでtomix用の窓枠が発売されているようですので、加工の際に同時に検討してみてはいかがでしょうか?
(当工場では新製時の車体からの改造ですので、使いませんし…)

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