T.O. 重工の鉄道模型作製日誌

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zoom RSS 海峡を渡ると非冷房? (423系大分 最終回)

<<   作成日時 : 2018/08/16 17:00   >>

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ご注意!
当工場は長期休業中です。
日報(記事)は不定期更新です。



工場長帰省のため、久しぶりに工場を操業。
製造途中だった、大分の423系の製造を再開。
前回の作業で、最後の足回りの準備も完了。
(前回の作業報告記事はこちら)



今回は完成報告になります




■完成
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●クハ421−68
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大分方の制御車になります。
見ての通り、すごい違和感のある車両になりました。
特に、上から見下ろす鉄道模型ですので、特徴的な屋根がそうさせるのでしょうね。


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(白熱灯ではありません)

新製当時はヘッドライトが白熱灯だったのですが、シールドビームに改造されています。
そして、冷房改造された偶数向き先頭車なんですが、運転席後方の小窓が閉鎖されていません。


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(ルーバーもない)

車体中央部に側面にも、吸気ルーバーがありません。
当時一般的だった電動発電機(MG)は搭載していません。
基本的に運用の大半が九州内なので、主変圧器で降圧した交流電源を更に変圧器で降圧して電源を得ています。

そのため、直流区間ではクーラーを使用することは出ません。
つまり、門司を出発して関門海峡のトンネルに入る前に冷房は止まってしまうのです!


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(更に違和感が…)

JR九州の車両は、分割民営化後しばらく経つとベンチレーターを撤去しています。
雨水侵入による、車体腐食防止のためです。

この車両も、ベンチレーターを撤去したのですが、元々グローブ形ベンチレーターを装備していました。
その関係で、大きな塞ぎ板が目立ちます。
ほかの会社でも、グローブ形ベンチレーターを撤去した例はありますが、円形の塞ぎ板を使ったり、押し込み形ベンチレーターに交換したりした例がありますが、このような例は珍しいかと思います。

そして、その後方には今回の一番の“目玉”があります。


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(ようやくこの手に!!)

車端の屋根上にある、グローブ形ベンチレーターのオバケのようなもの。
これが、今回の“目玉”である、AU2X(クーラー)の通風器です。

クーラーの本体は車内にあり、ボックスシート1ブロック分を区切り、空調本体を収納しています。
そのため、車体側面の客室窓は吸気のための大型ルーバーに交換され、元々あったグローブ形ベンチレーターも、大型の排気用ベンチレーターに交換されています。

同様の床置き空調は、JR西日本のWAU202がありますが、車体側面のルーバーは同様ですが、このような大型通風器を屋根上に置くことはありませんでした。
(のちに、屋根上に熱交換器を移設しますが。)

なお、AU2Xは1輌に2基搭載するため、車端のボックスシートを2箇所使います。
しかし、先頭車は片側にトイレがあり、AU2Xを置くスペースがありません。
そのため、片側に寄せて設置しています。

なので……


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(こちらはそのまま)

トイレがある側は、大きな改造はありません。
なお、トイレの点検口が本来と異なりますが、これはクハ111形のキットを流用したためです。
(小窓閉鎖の関係で)


●モハ422−11 (動力車)
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モハ423形とユニットを組む電動車で、模型は動力車にしています。
見ての通り、車両片側にパンタグラフと交直流機器、もう片側にAU2Xと言う、アンバランスな見た目となっています。


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(こちらは両側に)

電動車の場合、車端の両脇にボックスシートがありますので、両脇に空調本体を設置。
ルーバーも両脇に設置されています。


●モハ423−11
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モハ422形とユニットを組む電動車です。
パンタグラフなどが無い分、AU2Xが目立ちますね。


●クハ421−67
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門司方の制御車になります。
偶数向きとほぼ同じです。



以上が今回完成した大分423系(AU2X冷改車)の報告となります



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(当初から計画がありました)

2012年に山陽本線の全線運用拡大のため、大分の423系の製造が始まります。
実は、この時点で今回製造のAU2X冷改車の製造が検討されていました。
(もう一つの案が低運転台の421系初期車でした)

しかし、クーラーのパーツが手に入らなかったため、一般的なAU75冷改車の製造になります。
(低運転台車の製造に至らなかったのも同様の理由です)

ところが2017年に、待望のパーツが発売になります。
そこで、2017年10月から製造が始まりますが、当工場の長期休業のため、完成までに8ヶ月を要しています。


ちなみに、当工場では国鉄分割民営化後の冷房改造車の多くを製造してきました。


国鉄時代の冷房改造車と言えば、集中式のAU75が主流でした。
ただ、AU75は屋根の1箇所に重量が集中するため、車体の補強工事が必要でした。

そこで、国鉄末期になると車体の補強工事が不要なAU13を再利用したり、423系にAU1Xを搭載する例はありましたが、限定的でした。

しかし、分割民営化後は各社でさまざまな冷房改造が試みられます。

さまざまな特徴のある冷房改造がありましたが、床置き式の冷房改造は稀でした。
床置き式は改造が容易なのですが、客室の一部を空調スペースにするため、定員が減少してしまいます。
その影響もあり、採用がごく少数に留まります。

AU2Xも421系や423系に限定していました。
(まぁ、九州管内で非冷房の電車が限られていたこともありますが。)

その冷房改造も、初期と後期でちょっと異なります。
最初は、車体の片側に寄せて設置していました。
改造が楽だからと思います。

しかし、後期は車両の両端に1基ずつ設置されます。
空調の効率を考えたか、車両の重量バランスを考えたからでしょう。

そんなAU2X搭載車ですが、813系や817系の増備が続くと、姿を消していきます。


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(数少ない本州へ…)

当工場の九州交直両用車軍団です。
数少ない、本州へ足を延ばす車両たちです。

既に、421系や423系は老朽化のために撤退し、今は415系だけががんばっています。
しかし、当工場には415系が在籍していますが、ステンレス車体の1500番台だけです。


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(引き続き製造の計画でした)

実は、415系0番台の製造を計画していました。
しかし、長期休業の今、製造の目途は立っていません。

年末年始と、この夏期休暇しか製造作業が出来ませんからね。


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(こちらもどうしよう?)

製造の際に、偶数向き先頭車が余っています。
こちらもどうしようか、困っています。







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