最近、よく利用しています♪ (KATO JR四国 2000系入線)

ご注意!
当工場は長期休業中です。
日報(記事)は不定期更新です。


当工場では、東京を起点に東海道本線~山陽本線~鹿児島本線を軸として車両増備を行っています。
その一方で、岡山から宇野線~本四備讃線を経由した四国方面の車両増備は思うように進んでいません。
これは、大手メーカーが四国の車両に対して消極的であることが一番の理由になります。

そんな中、2009年にマイクロエースからJR四国2000系「しおかぜ」+「いしづち」セットが発売されたことにより、当工場でも四国方面への車両増備がスタートしました。
(マイクロエース JR四国2000系「しおかぜ」+「いしづち」入線報告記事はこちら)


期待されて入線したマイクロエースの2000系ですが、入線直後からいろいろ問題が発生します。


分割併合を考慮して動力車が2両設定されているのですが、走行時の相性があまりよくなく、運転時には注意が必要でした。
車両の塗装は良いのですが、マイクロエースならではのオーバースケールのパーツや、なぜか先頭車のカプラーがアーノルドカプラだったり、クーラーが斜めに固定されているなど突っ込みどころ満載でした。
もちろん、当工場ではカプラーの交換や部品の取り付け直しなどを実施しています。
(JR四国2000系 の緊急工事実施の報告記事はこちら)


そして時は流れ、実車の方が後継車両への代替が決まった2019年にKATOから製品化が発表。
(しかし、なんで大手メーカーさんは「さよなら」の時期にならないと製品化してくれないのでしょうね?)

これまで在籍しているマイクロエース製車両の耐久性などを考慮して、全車をKATO製に更新することにしました!



PIC_5730.JPG


KATO
10-1503 JR四国2000系 4輌セット
10-1504 JR四国2000系 3輌セット


■購入店情報
今回の製品はこちらのお店で購入しました♪
(モデル トラン・ブルー)


JR四国2000系は、1989年に先行製造した試作車両「TSE」3輌での試験を基に、1990年から量産製造された形式です。
ディーゼル動車で振り子制御を採用したのはこの車両が世界初で、制御付き自然振り子方式についても国内初の車両になります。

従来の自然振り子方式では、曲線区間に入りある程度の遠心力が働くことではじめて振り子制御が開始されるため、自然振り子方式の381系ではその揺れ方により乗り心地は決してよくなかったのですが、曲線パターンをあらかじめ車両に記憶させ、ATS地上子などを基準にカーブの進入から油圧などで振り子を制御する制御付き振り子方式ではかなり改善されています。

当初は山間部の曲線区間が続く土讃線を中心に、特急「南風」「しまんと」などから投入され、キハ181系やキハ185系を置き換えていきます。

また、1992年からはエンジンの出力アップしたN2000系も登場しています。

現在ではJR四国の非電化特急列車の“顔”として活躍していますが、既に登場から30年近く経過しており代替形式の運用も目前となっています。



それでは、車両を見ていきましょう~



■パッケージ
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(スターターキットとしても機能しています)

特急「南風」の4両セットは紙ケースとなっており、吊り下げ展示も出来るようになっています。
スターターキットとしての性格もあります。


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(2セット購入です)

今回、当工場では4両セットを2セット購入しています。
運用の自由度を高める目的と、将来的な補修部品確保の為でもあります。


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(7輌しまえます)

3輌セットはブックケースとなっており、4両セットを収録できるようになっています。
せっかくですので、まとめましょう。


■付属品
付属品がセットにそれぞれあります。
まずは共通部品から。


PIC_5760.JPG
(各セット共通)

各セットには、ダミーカプラスカートと増結用のKATOカプラー付きスカート、そして貫通幌が付属しています。


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(かなり充実)

上が3輌セットで、下が4両セットの付属ステッカーです。
かなり充実しています。

正面の全面表示はガラスパーツ化されていますが、「回送」「試運転」はステッカー対応となります。
また、反射板は単行回送する際に取り付けるパーツになります。
ステッカーでは物足りないので、コキなどに付属するパーツを流用した方が良いかもしれませんね。

ちなみに、電車と違い運転台がついていれば基本単行運用が出来るため、単行回送はよく見られる光景です。
山陰本線などでは、後藤工場への入出区でよくみられますね。


10-1504-001.jpg10-1503-001.jpg
(大体は網羅?)

特急「しおかぜ」と「いしづち」がありませんが、これは特別企画品で7輌セットが設定されているためです。
なお、上が3輌セットで、下が4両セットになります。


■車両

●10-1503 4両セット
PIC_5735.JPG


●2009
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下り形の先頭車で、半室グリーン席の合造車になります。
私は、たいがいこの車両にお世話になりますね。


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(唯一の非貫通スタイル)

増解結を想定していないため、非貫通スタイルとなっています。
しかし、グリーン席からはデッキを介しての展望になりますので、必ずしも展望を目的としたデザインでもなさそうですね。

そして、さすがはKATOさんですね。
見事な造形ですね。

ちなみに、カプラーはダミーになっています。


PIC_5746.JPG
(こちらも)

プラグドアを採用してる2000系ですが、見事に再現されていますね。
また、カプラーをボディマウント化することで、車端床下の機器も再現されています。

トイレは、当初からこれまでの国鉄形と同じ循環式の和式トイレとなっていました。
(最近は洋式へのリニューアルがされている車両もあります。)


PIC_5747.JPG
(2エンジンです)

エンジンはコマツのSA6D125Hで、1輌に2基搭載しています。
これは、エンジンの回転モーメントによる振り子制御への影響を考慮したもので、向かい合わせでエンジンを搭載することでお互いのエンジンの回転モーメントを相殺させています。

当工場では、最近JR東海のキハ85形を入線させていますが、床下機器の表現は最高ですね。


ちなみに、2009年にマイクロエースの2000系が入線していますが……


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(比較してはいけない?)

製品化に10年もの違いがありますので、直接の比較はしてはいけないのかもしれませんが、やはり造形についてはKATOさんが上ですね。
まぁ、KATOさんの場合、30年近く前のキハ85形ですら現行の製品とあまり変わらないくらいの作りなので、やっぱり比較してはいけないのでしょうね。

なお、マイクロエースの製品は10年前の製品のため、客用扉の窓が当時大型のタイプになっています。

そうそう、当たり前ですがKATOの2000系は車体傾斜も再現されます。
ただ、これは配線によってはマイナス要因になることもあるのですけどね。
(そのうち、試運転線で確認しましょう。)


●2217
PIC_5748.JPG

2000系で唯一の運転台の無い形式になります。
トイレなどは運転台付き車両に集約しているため、座席のみのシンプルな車両になっています。

3輌編成時には、この車両の座席を自由席と指定席に分けるため、背もたれのカバーの色が変わります。
(確か、指定席が青で、自由席が白だったかな?)

4輌編成の場合、この2200形が2輌入る場合と、2200形と2100形が1輌ずつ入る場合があるようです。
そのため、当工場では2200形が2輌入る4輌編成を考慮して4両セットを2セット入線させることにしました。
まぁ、それだけならばAssyで作成する方が断然コスト的に有利なのですが、将来的なパーツ確保も兼ねて2セット購入に舵を切った訳です。


●2119 (動力車)
PIC_5749.JPG

4両セットの動力車になります。
運用の自由度を高めるためか、運転台付き車両に動力が組み込まれています。
まぁ、3輌セットのことも考えると部品共通化を考慮すれば当然のことですね。

もちろんライトは点灯しますし、車輪にはトラクションゴムが装備されています。


PIC_5750.JPG
(貫通幌付きです)

中間閉じ込めを考慮して、貫通扉には幌が取り付けられ、カプラーもKATOカプラー(フック内蔵型)を装備しています。

「あれ?確か2000系は……」と思った方は正解です。

のちのちこれが問題となります。



●2118
PIC_5752.JPG

2119と同様に、上り方の運転台付き車両です。
増解結を考慮して、2000形とは異なり貫通型のスタイルとなっています。


PIC_5753.JPG
(こちらはダミー)

セットでは、先頭に出ることを想定してダミーカプラーを装備しています。


●10-1504 3両セット
PIC_5734.JPG


●2154
PIC_5754.JPG

こちらは下り形の運転台付き車両で、2000形の普通車貫通扉付きバージョンとも言えるのでしょうか?
単なる2100形の方向違いとも言えますが。


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(実はちょっと違います)

模型では増解結を考慮して貫通幌付きとしていますが、なぜかダミーカプラー付きスカートを装備。
ちなみに、スカートの形状は2100形とは異なります。


●2121 (動力車)
PIC_5756.JPG

動力付きの2100形で、4両セットと内容は全く同じです。
なお、3輌セットの動力車はトラクションゴムを装備していません。


●2123
PIC_5757.JPG

こちらは動力無しの2100形です。
4両セットと同じで、車番が異なるだけですね。



さて、ここからちょっと気になることがあります。


PIC_5759.JPG
(なぜ異なる?)

セットの2100形のうち、ダミーカプラー装備の車両と連結用のKATOカプラー付きスカートの車両を並べてみました。


「あれ?確か2000系は……」の答えが見えます。


2000系は増解結を容易にするため、全ての連結器を電気連結器装備の密着連結器を採用しています。
そのため、当たり前ですけどダミーカプラーは電気連結器付きです。
(増解結を考慮しない2000系運転台側は電気連結器無し)

一方、KATOカプラーはKATO最新のフック内蔵型となり、造形がよくなりましたが肝心の電気連結器がありません!!

これなら、以前のフック付きのKATOカプラーの方がまだいいと思うのですけどね。
一応、対応策を考えたので次回報告したいと思います。



これで、JR四国の2000系がリニューアルして再度入線しました。
これまでのマイクロエースの車両では、動力車の相性もあり気にしながら、しかも入線から10年経過していつ動力がストップするか判らない状況でしたので、安心できますね。
(振り子機構による影響は別に考慮する必要がありますが)

その一方で、実車の方は代替車両(2700系)の製造がスタートしており、この秋から特急「南風」での運用がスタートします。

今後姿を消す形式の一つとなるのでしょうけど、最近の私としては仕事でよく利用する特急です。
そんなよく利用する車両の運用も進めていきたいと思います。

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