“トワイライト”を引き継いで… (tomix キハ87系 トワイライトエクスプレス“瑞風” 入線)

ご注意!
当工場は長期休業中です。
日報(記事)は不定期更新です。



当工場は東京を起点に東海道本線~山陽本線~鹿児島本線を軸に車両増備を行っています。
また、基本的には定期運用がある車両(事業車を除く)を入線させています。
つまり、「ジョイフルトレイン」などの団体専用列車の入線はほとんどありませんでした。

これまで、例外的に入線させているのは臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」と「特別なトワイライトエクスプレス」の2列車くらいでしょうか?
あっ!167系田町アコモ車もいましたね。
(ほかに過去には「サロンカーなにわ」が在籍していましたね)

臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」は大阪と札幌を結ぶ列車で、国内で最長の寝台特急列車だったと思います。
当工場の運用範囲で考えると北陸本線の直江津までなのですが、それを大きく超えて北海道の函館まで運用可能となっています。
(JR北海道のDD51形耐寒形を所有していないため、札幌まで運用できないのです。)

また、「トワイライトエクスプレス」の編成であれば、近鉄の観光特急「しまかぜ」とのセットツアーなども過去にあり、当工場では「しまかぜ」との運用も考慮した導入でもありました。
(実際の運用となると、宇治山田~近鉄京都、京都から敦賀経由で出雲市と長距離なのでかなり大変ですが。)



元々、寝台列車は新幹線や航空機による移動が一般的でなかった頃、長距離を移動する一般的な手段でした。
しかし、新幹線や航空機による移動が主流になってくると、寝台列車での移動は時間とコストから次第に需要が減っていきます。

一方で、観光目的での利用では一定の需要があり、寝台特急「北斗星」で「ロイヤル」など高級客室が人気を博します。
臨時特急「トワイライトエクスプレス」もその需要を見込んで運用を開始しています。

ある意味、周遊型臨時寝台特急列車(いわゆる“リゾートトレイン”)の先駆けだったのでしょうね。



その後、1999年にE26系客車による寝台特急「カシオペア」が運行を開始。
寝台特急列車はこれまでの“移動手段”から“旅を楽しむためのクルーズトレイン”にシフトしていきます。



「トワイライトエクスプレス」については、臨時特急「トワイライトエクスプレス」廃止のあと、「特別なトワイライトエクスプレス」の運用が始まります。
当工場では初のクルーズトレインになりますね。
こちらも完全に臨時運用だけだったのですが、当工場の運用範囲内での運用であったことから入線を果たしています。



この頃になると、クルーズトレインがいろいろ誕生しています。

JR九州の「ななつ星」の運用が始まったのは2013年です。
当工場の運用範囲内のクルーズトレインなのですが、個人的にあの箱形の客車には魅力を感じず入線はありませんでした。

また、2017年にJR東日本から「TRAIN SUITE 四季島」の運用が始まります。
現在、津軽海峡線を経由して唯一北海道まで運用する在来線車両ですね。
こちらも当工場運用範囲外であることから、入線していません。



そして同じ年に、JR西日本でも「トワイライトエクスプレス」に代わるクルーズトレインが運用をはじめます。

当工場では、「特別なトワイライトエクスプレス」の後継として入線することになりました。



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tomix
97912 JR87系 寝台ディーゼルカー(TWILIGHT EXPRESS 瑞風) セット


■購入店情報
今回の製品はこちらのお店で購入しました♪
(モデル トラン・ブルー)


JR西日本の87系寝台気動車です。
気動車による寝台形式は国内で初になりますね。
(北海道で気動車に寝台客車を併結するケースはありましたが。)

名前の通り臨時特急「トワイライトエクスプレス」の後継車両として登場しています。
従来のトワイライトエクスプレスとは異なり、当初からクルーズトレインとして設計されています。

それでは、セット内容を見ていきましょう。



■パッケージ
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(限定品ですから…)

限定品ですので、専用パッケージに収まっています。


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(5輌ずつ)

中には通常のブックケースが二つ。
5輌ずつ収納されています。


■付属品
ユーザー選択取り付けのパーツがあります。

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(お好みで)

一番左が補助ウエイトです。
10輌編成で動力ユニットが1輌のため、勾配で空転する場合に動力車に組み込みます。
今回のセットでは、動力ユニットの分売がないからです。

残りはユーザー選択で取り付けるパーツです。
壁と扉、ロールカーテンのパーツですね。


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(視界良好ですが…)

出荷時の客室は廊下側からも見通せるようになっています。
実車が、扉と可動壁を開くことで、通路側の景色も客室から見えるように出来ているためです。
模型としてはそれでもよいのかもしれませんが、実際には多くが扉を閉めていると思います。
そこで、ユーザー選択で可動壁と扉を取り付けられるようになっています。


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(まずは分解)

床下を車体から取り外し、LED室内灯を外します。
そうしたら、説明書に従って壁と扉を取り付けます。

なお、説明書には“壁1”とか“壁2”など番号を振っていますが、パーツには番号が振っていません。説明書のイラストを参考に取り付けます。


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(取り付け完了)

パーツを取り付けました。
取り付け前と比べるとだいぶ印象が変わります。
実車に近づけるのであれば、この状態の方が合っていると思います。



■車両
号車番号に従ってみていきましょう。

●キイテ87-2
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(展望付きです)

1号車と10号車は先頭車で、なんとなく昔のボンネット車両を思わせるデザインとなっています。


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(外に出られます)

運転席の下はオープンデッキになっています。
客車ではよく見られましたが、気動車では初かもしれません。
(最近の車両ではオープンデッキそのものが珍しい)

なお、オープンデッキは最後尾の車両のみ出ることが出来ます。

また、金色の飾り帯が印象的ですね。
印刷も綺麗です。


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(座席もしっかりと)

床下とソファもしっかり印刷されています。
さすが、プログレッシブグレードですね。


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(かなりスペースがありますが…)

車内を見ると、展望以外にかなりのスペースがあります。
車両後方のスペースは、サービススタッフの寝室スペースになっているそうです。


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(動力車です)

先頭車の2両と、5.6号車の4輌が動力車となっています。
一般的な気動車は、エンジンの出力を変速機を介して車輪に伝えるのですが、87系気動車ではエンジンで発電機を回して発電させ、その電力でモーターを回して走行しています。
エンジンはJR西日本で実績のある、コマツのSA6D140です。
(車内のサービス電源も兼ねています)
また、発電した電力はリチウムイオン蓄電池に充電し、車両始動時やエンジン停止時の電源にも利用しています。
いわゆるハイブリッドシステムですね。

ちなみに、屋根のエアコンに挟まれた銀色の機器は制御装置(VVVFインバータ)です。
床下はエンジンと発電機で一杯ですので、制御装置が屋根に置かれたのです。


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(通電カプラを採用)

四季島に続き、通電カプラを採用。
当工場でも、新幹線車両以外で初の採用となりました。
通電させる関係上、しっかり合わせないと連結しませんので、注意が必要ですね。

また、見ての通りエンジンの排気等も別パーツで表現されていますね。


●キサイネ86-101
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2号車は寝台車で3室のロイヤルツインの客室設備となっています。


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(しっかりと再現)

客室には、ベッドとソファ、テーブルなどが再現されています。
また、車外からは見ることができない洗面所とトイレまでも再現されています。
そこまで再現しなくてもいいと思うのですけどね。
(昔、マイクロエースでも車外から見えないトイレの表現がしっかりされていましたね。)


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(蓄電池を搭載)

手前が2号車のキサイネ86-101で、奥が3号車のキサイネ86-301になります。
2号車のキサイネ86-101には床下の機器が多く搭載されています。

これはリチウムイオン蓄電池です。
1号車のキイテ87-1でも書いていますが、走行システムはディーゼル機関によるハイブリッドシステムです。
発電した電力の一部はリチウムイオン蓄電池に充電されます。
しかし、動力車に蓄電池を搭載するスペースがありません。
そこで、隣接する車両に搭載しています。

なお、客室の車両はすべて付随車です。
エンジンの振動や騒音が客室に伝わらないようにするための措置です。
従って動力車は、1号車と10号車の展望車と、5号車のラウンジカー、6号車の食堂車の4輌となり、4M6Tの編成内容となります。


●キサイネ86-301
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2号車と同じくロイヤルツイン3室の寝台車になります。
上の写真は通路側ですが、反対側は……


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(客室が見えます)

客室側はこのようになっています。
白い窓は洗面所ですね。


●キサイネ86-401 (動力車)
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4号車はロイヤルツイン1室と、ロイヤルシングル2室の寝台車になります。
最近のクルーズトレインではひとり個室は珍しいですね。
もちろん、エキストラベッドを使用することでふたり利用も出来ます。

また、4号車のロイヤルツインは車いす対応のユニバーサルデザインとなっています。
その他、業務員室や食堂車の倉庫を備えています。

模型は動力車となっています。


●キラ86-1
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5号車はサロンカーになっています。
愛称は「サロン・ドゥ・ルゥエスト」。
意味はフランス語で「西のサロン」で、トワイライトエクスプレスの「サロンデュノール(北のサロン)」を運用範囲に合わせて改名したものです。
ちなみにラウンジを表す“ラ”はこの車両が初めてになります。
また、エンジンを搭載する動力車になります。


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(ソファは別パーツ)

バーカウンターやラウンジが表現されています。
白い照明も印象的ですね。
(もちろん点灯します)


●キシ86-1
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6号車は食堂車で、エンジンを床下に装備する動力車です。
食堂車の愛称は「ダイナープレヤデス」。
トワイライトエクスプレスと同じですね。


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(エンブレムが目立ちます)

大きなエンブレムが目立ちますね。
模型は印刷表現なのですが、立体感のある印刷を施しています。


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(オープンキッチンです)

食堂車の食堂部分とキッチン部分に仕切りはありません。
オープンキッチンとなっています。
キッチンと通路を仕切る壁も別パーツで再現しており、食堂の花も再現されています。


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(シャンデリアも再現)

食堂の壁にあるシャンデリアも照明ユニットで再現しています。


●キサイネ86-501
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7号車はほかの車両と比べてだいぶ外観が異なります。
こちらは通路側です。
窓があまりないですね。

一方の反対側は……


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(大きな窓が広がります)

7号車はザ・スイート。
最上級の客室で、1室で1輌を占領します。


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(1輌を占領!)

大きなベッドとバスタブのあるバスルームが印象的ですね。
基本は2人客室ですが、エキストラベッドを使用することで4人利用できます。


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(選択で取り付け)

バスルームのロールカーテンはユーザー選択取り付けパーツで再現できます。
全て閉じた場合と、半分閉じた場合どちらも再現できます。
写真は半分閉じた状態になっています。


●キサイネ86-201
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8号車は2号車と3号車と同じく、ロイヤルツイン3室の寝台車です。
基本は3号車と同じですが、客用扉が3号車の逆側にありますね。


●キサイネ86-1
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9号車もロイヤルツインの寝台車です。


●キイテ87-1
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10号車は1号車と同じ展望車です。
基本的な設備は同じです。


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(カーペットはグリーン)

1号車はカーペットがブルーでしたが10号車はグリーンです。

ちなみに、動力車はエンジンと発電機を2基、制御器を装備しています。
そのため、車両重量が60t近い重量級となっています。
この重量は、DD13形とほぼ同じ重量となっています。
(DD13形は約56t)

軸重が15t近くに達するため、入線できる路線が限られるのですが、ローカル線への入線は皆無でしょうから問題にならないでしょう。



以上が今回入線した87系気動車「トワイライトエクスプレス瑞風」になります!



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(他地域に進出できるのか?)

現在、JR西日本管内の「山陽コース」と「山陰コース」、「山陽・山陰コース」の3ルートになっています。
24系客車の「トワイライトエクスプレス」では、紀勢線和歌山方面やJR九州管内まで乗り入れた例があります。
客車であったことから、牽引機関車が用意できれば他社線に乗り入れが容易だったことが挙げられます。

他社線への乗り入れとなった場合、保安装置の設置が必要ですし、習熟訓練も必要になります。
難しいかもしれませんが、他社線を走る姿も見てみたいですね。


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(新旧交代)

24系客車「トワイライトエクスプレス」とのツーショット。
こう見ると、外観のカラーコンセプトは同じなのですね。
まぁ、同じ「トワイライトエクスプレス」の名前を引き継いでいるのですからね。

当工場では、基本的に定期列車の運用が基本ですので、これら列車の運用はなかなか出てこないかもしれません。
(臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」では、北海道の非電化区間の牽引機すらいませんし。)

しかし、JR西日本を代表する列車ですので、今後当工場でも活躍してもらおうと思います。

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