全く“ノーマル”ではありません! (KATO 381系ゆったりやくも ノーマル編成 入線)

ご注意!
当工場は長期休業中です。
日報(記事)は不定期更新です。


当工場は東京を起点に東海道本線~山陽本線~鹿児島本線を軸に車両増備を行っています。
その中で2008年に当工場では調査旅行を実施。
山陰本線方面への運用拡大を決定しています。

そうなると、当工場は車両増備は優等車両からではなく一般車両から始まるのがセオリーです。
もちろんキハ40系列の大量増備につながります。

一方の優等列車ですが、山陰本線と言えば京都口もしくは小郡(現:新山口)から山口線経由が一般的ですが、もう一つ有名な路線がありますよね?


伯備線です!


伯備線は、岡山から米子に向かう路線(実際の伯備線は倉敷~伯耆大山)で、1982年に電化された路線です。
優等列車と言えば、特急「やくも」ですね。
山陽新幹線の岡山開業と伴いキハ181系で運用が始まり、電化により381系にバトンタッチしています。
それから37年経過していますが、現在も381系で運用されており、何度かのリニューアルが実施されています。


今回、現行の381系が改めて入線しました!!


IMG_2833.JPG


KATO
10-1452 381系「ゆったりやくも」(ノーマル編成) 7輌セット


■購入店情報
今回の製品はこちらのお店で購入しました♪
(モデル トラン・ブルー)


国鉄381系です。
国鉄初の振り子制御付き電車で、1973年に中央本線の特急「しなの」に投入されたのを皮切りに、1978年には紀勢線の特急「くろしお」、1982年に今回の特急「やくも」に投入されました。

当初、特急「やくも」に投入された381系はグリーン車1輌を組み込んだ9輌編成でしたが、分割民営化直前の1986年に特急「くろしお」の485系を381系に置き換える目的で、9輌編成を6輌編成に短縮しています。
その後、1994年に「スーパーやくも」の登場と共にリニューアルを実施、更に2006年から現在の「ゆったりやくも」へのリニューアルが行われています。

当工場では、2018年2月にゆったりやくものパノラマ6輌編成が入線していますが、それに引き続いての入線となります。
(381系ゆったりやくもパノラマ編成の入線報告記事はこちら)


それでは、セットを見ていきましょう。


■パッケージ
IMG_2830.JPG
IMG_2831.JPG

普通のブックケースです。



■付属品
前回のパノラマ編成と異なり、パーツがあります。


IMG_2855.JPG
(基本変わりません)

車体側面の行き先表示などのステッカーです。
基本的にはパノラマ編成と変わりはありません。


IMG_2832.JPG
(必要に応じて)

左の扉は、貫通扉の塞ぎ扉になります。
赤いスカートとダミーカプラーは、クモハ381のカプラーをダミーカプラーにするためのパーツです。
そして、右のカプラー付きスカートは、クハ381系を併結対応するための交換用パーツです。
必要に応じて交換します。



■車両

●クロ381-122
IMG_2834.JPG

出雲市方の制御車で見ての通り、元はクハ381形です。
車内の改造がメインのため、外観はほとんど変わりません。

ちなみに、車番は元クハ381系の車番をそのまま踏襲しています。


IMG_2836.JPG
(特急形です)

381系も国鉄特急形式ですので、581系から続くこの先頭形状となっています。
特急しなのに投入された0番台は貫通扉付きでしたが、以降の「くろしお」「やくも」向けの車両は貫通扉がありません。
従って100番台を名乗っています。


IMG_2837.JPG
(小さく主張)

客用ドアの横に小さくグリーンマークがあります。
唯一のグリーン車を主張する場所ですね。
あとは、見ての通り窓とシートのピッチがずれていますね。


あとちょっと気になることがあります。


IMG_2839.JPG
(クモハ用?)

KATOの特急形式ですので、昔から続く「トレイン変換装置」が装備されています。
見ての通り2コマ印刷されています。

どちらも「やくも」ですがよく見ると大きさが異なりますね。
実はこれ、クモハ用とクハ用に分かれています。
大きい方がクハ用で、小さい方がクモハ用です。

どうやら、出荷時はクハもクモハも「クモハ用」が表示するように設定されています。


IMG_2840.JPG
(直しましょう)

付属のドライバで直しましょう。
ちなみに、パノラマ編成はクハ用1コマしか入っていませんので、直す必要はありません。


●サハ381-224
IMG_2841.JPG

見ての通り、こちらは元サロ381形です。
2006年からのリニューアル工事の際に、クハ381形がクロ381形に改造されたことに伴い、逆に格下げされました。
200番台を名乗っていますが、0番台は「くろしお」向けで、いずれも元のサロ時代の車番を踏襲しています。


IMG_2842.JPG
(こちらも合いません)

格下げしたことによりシートピッチが変わったことで、窓とシートピッチが合いません。


IMG_2843.JPG
(ここにも)

リニューアルの際に「ゆったりやくも」の愛称がつきます。
そのエンブレムがあしらってあります。


●モハ380-72 (動力車)
IMG_2844.JPG

パンタグラフ付きの電動車になります。
2018年発売のパノラマ編成ではパンタグラフのないモハ381形に動力ユニットが装備されてたのですが、今回のノーマル編成セットではモハ380形に装備されています。
編成の都合そうなったのかもしれませんが、製品化する際に統一を考慮していなかったのでしょうか?
のちのち、パーツの入手を考えるとあまりユーザーのことは考慮していないように見えます。
(最近、KATOはその傾向があるように見えます。)


IMG_2845.JPG
(目立ちます)

振り子制御をする関係上、重心を下げるために通常屋根に設置されている冷房装置は床下に移動。
屋根には通風器やパンタグラフなど最低限の設備があるだけです。
それだけ、パンタグラフが目立ちますね。


●クモハ381-509
IMG_2846.JPG

岡山方の制御電動車です。
元々381系にはクモハは存在していませんでした。
国鉄末期に、「やくも」の9輌編成を6輌編成に短縮し、捻出した車両で「くろしお」の485系を代替させます。
その際クハが不足するため、モハ381形を先頭車化改造して出来たのがこのクモハ381形になります。

当初は0番台でしたが、自動解結装置を2016年に取り付けたことにより500番台に改番されています。


IMG_2847.JPG
(通れます)

先頭車化改造に際には、特急形の先頭ブロックを作成し接合しています。
その際、貫通扉付きになりました。
そのため、季節増結の際には重宝します。

なお、カプラーはKATOカプラーフック内蔵型です。
500番台となり電気連結器付きとなったのですが、そのようには見えません(^^ゞ
そのため、ダミーカプラーがセットされています。


●モハ380-586
IMG_2850.JPG

モハ380形です。
500番台を名乗っていますが、外観で特に違いはありません。


IMG_2851.JPG
(これでは判らない)

500番台と聞いてピンとくるかもしれませんが、増解結装置付きの車両です。
クモハ381形500番台との併結を考慮しています。

ですが、見ての通りカプラーの関係でそのようには見えません。


でも……


IMG_2852.JPG
(これでハッキリ!)

貫通扉の塞ぎ扉を取り付けると、雰囲気が出ますね。
クモハ381形との連結では貫通扉がありますので、この塞ぎ扉は不要ですが、クハとの連結では必要になります。
また、上のサハ381形とクハとの連結でも塞ぎ扉が活躍します。


●モハ381-86
IMG_2853.JPG

モハ380形とユニットを組む電動車です。
今回のセットでは唯一のモハ381形になります。
動力ユニットはありません。


●クハ381-112
IMG_2854.JPG

岡山方の制御車です。
オリジナルの制御車で、外観は製造当初から塗装以外は変わっていません。



以上が今回入線した381系「ゆったりやくも」(ノーマル編成)になります!!



IMG_2856.JPG
IMG_2857.JPG
(これだけでも楽しめますが…)

今回のノーマル編成セットで、通常期の4輌編成と多客増結した7輌編成が再現できます。
まぁ、これはこれで楽しめますが、多くの人がこの状態ではないでしょうか?


IMG_2858.JPG
IMG_2868.JPG
(パノラマ編成と)

パノラマ編成も持っているのではないでしょうか?
そうするといろいろなバリエーションが楽しめます。


ですがその前に、先頭車に手を加える必要が出てきます。


IMG_2859.JPG
(やっと理由が分かりました)

KATOのアナウンスだと、パノラマ編成のクハ381形を連結可能にするためには、ノーマル編成のクハ381形と床下を交換する必要があるとあります。
「なんで?」と思ったのですが、パノラマ編成のクハ381形の床下を見てよく分かりました。


IMG_2862.JPG
IMG_2863.JPG
(取り外せない!!)

パノラマ編成のクハ381形は、連結器とジャンパ栓が床下と一体成形になっています。
これでは交換できません。
床下を交換する必要がありますね。

でも、スカートパーツとスノープラウのパーツは全く同じです。
であれば、当初からダミーカプラーパーツを用意しておけばよかったのではないでしょうか?
なんでこうしたのでしょうね?


IMG_2864.JPG
IMG_2866.JPG
IMG_2867.JPG
(交換完了)

カプラー交換と床下の交換が完了しました。
それでは、編成を組み替えてみます。


IMG_2869.JPG
IMG_2870.JPG
(オーソドックス?に)

パノラマ編成に3輌増結しました。
ある意味セオリー通りです。


IMG_2871.JPG
(3両交換)

パノラマ編成と4輌編成の3両を交換しました。


IMG_2872.JPG
(グリーン車が2両?)

パノラマクロと元サロの2両が混在しますので、パッと見ると2両のグリーン車があるように見えます。
また、クモハも入っていますので、改造車だらけですね。


IMG_2874.JPG
(結構よく見かけます)

逆に4輌編成は、見た目はモノクラス編成に見えます。
私は四国出張の際に岡山でよく見かける編成なので、運用が楽しみです。


381系も最初に書いていますが、「やくも」編成は1982年から製造されていて製造から37年が経過しています。
既にJR東海は2000年代に入り383系に置き換わっていますし、「くろしお」も塩害による老朽化もあり、振り子機能のない287系や289系に置き換わっています。

さすがにJR西日本でも動きはあり、車両代替の動きがあります。
JR四国から車両を借りて試運転を行っていることから、車体傾斜機能での性能試験を実施したのでしょう。
381系同様に振り子制御の車両にするのか、はたまた車体傾斜機能で代替するのか、もしかして北陸新幹線福井延伸で余剰となった683系がやって来るのか……

とは言え、これだけの間長く運用されてきた381系です。
その車両を楽しみながら、運用していきたいと思います。

"全く“ノーマル”ではありません! (KATO 381系ゆったりやくも ノーマル編成 入線)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント