3社(?)直通乗り入れです! (山陽電鉄 5030系 新シンボルマーク・2018年仕様 入線)

当工場は長期休業中です。
日報(記事)は不定期更新です。
当工場では、東京を起点に東海道本線~山陽本線~鹿児島本線を軸に車両増備を行っています。
その一方で、大手私鉄を中心に私鉄車両の増備も行っています。
これは、車輌製造の練習の一環として、GreenMaxのエコノミーキットや塗装済み組み立てキットを製造していたことが起源となっています。
関西私鉄としては、関西最大の近畿日本鉄道(近鉄)の車両増備を続けていました。
その中で2009年に、近鉄と阪神が直通乗り入れを開始したことから、2010年に阪神1000系が入線。
阪神の運用も開始します。
そうなると“もう1社”との乗り入れも考えたくなりますよね?
山陽電気鉄道(山陽電鉄)ですっ!
山陽電鉄と阪神電鉄との直通乗り入れですが、1968年に神戸高速鉄道(元町~西代)が開業し、神戸高速鉄道に山陽電鉄と阪神電鉄が乗り入れるようになります。
(実際には、阪急電鉄も乗り入れ)
そして、1998年から阪神梅田から山陽姫路へ直通する「直通特急」の運用が始まります。
今回は、その直通特急を運用する車両が入線しました。
GreenMax
S-30793 山陽電鉄 5030系 (新シンボルマーク・2018年仕様)
■購入店情報
今回の製品はこちらのお店で購入しました♪

(モデル トラン・ブルー)
山陽電鉄5030系は、1997年から20輌製造された形式です。
山陽電鉄は、1998年の直通特急運用に5000系の6輌編成を充当しますが、それだけでは車両が足りないため、1997年から20輌製造されたのがこの5030系になります。
一部は5000系との混成編成となっており、5000系と共に直通特急の運用を中心に運用されています。
今回はこの5030系のうち、現行の仕様の姿を再現したものになります。
それでは、中身を見ていきましょう。
■パッケージ
通常のブックケースになります。
6輌ケースで、阪神1000形や近鉄シリーズ21のように、車両の追加は出来ません。
(増結はありませんからね)
■付属品
(行き先選択できます)
車体側面の行先表示器や、優先座席、弱冷車の表記ステッカーが付属しています。
(一杯あるようで)
ユーザー取り付けパーツです。
先頭車の無線アンテナと、屋根上機器になります。
屋根上機器はヒューズボックスだけ使いますが、多くあるように見えますよね?
でも、使うのは限られていて、ヒューズボックス(大)は予備がありません。
注意ですね。
■車両
●5630形(5630)
5030系の制御車で、梅田方と姫路方とも同じ形式になります。
外見は5000系の最終増備型とほぼ同じです。
(幌受けはありません)
上でも書いているとおり、車両の外観は5000系の最終増備車とほぼ同じです。
なお、5000系は幌受けがあるのですが、5030系は6輌編成が前提だったため幌受けはありません。
行き先表示は装着済みで、「直通特急 阪神梅田」となっています。
車体下部のライトはテールライトと種別表示兼用となっており、実際に点灯します。
(上部の種別表示と行き先表示も点灯)
連結器はダミーとなっています。
阪神は近鉄の乗り入れに合わせて自動連結器から密着連結器に変更していますが、山陽電鉄は自動連結器のままです。
個人的にはダミーとは言え、もう少しカプラーの造形をよくしてもいいと思います。
(バリがちょっと酷いかな?)
(段々綺麗になってきました)
車体側面には、社章とシンボルマークが印刷されています。
また、車番は印刷済みで5030Fとなっています。
最近のGMの完成品も精度が上がってきていますので、印刷も綺麗です。
ただ、個人的には窓サッシの黒がないことと、車外スピーカーのスリットがないのが残念です。
(ダイレクトマウントです)
台車はダイレクトマウントの動力台車がKW-93A、付随台車がKW-94Aになります。
●5230形(5230)
パンタグラフ付きの電動車で、富士電機製のVVVFインバーターを搭載しています。
新造車で富士電機製のVVVFを搭載し、なおかつ富士電機製の電動機を搭載するのは当形式のみです。
(強烈なアクセントです)
一目瞭然なのが、配線の一部が注意喚起のため塗装されています。
模型でも再現されています。
別パーツではなく印刷表現ですが、強い印象が残りますね。
●5230形(5231)
隣と同じ5230形ですが、パンタグラフがありません。
それ以外は同じですね。
●5530形(5530) (動力車)
5530形は付随車になりますが、模型では動力車に設定されています。
なので……
(やはり目立ちます)
従来の2モーター動力は、2基のモーターを床下に仕込んでいたため床下が目立っていましたが、今回のコアレスモーターは1基なので多少目立ちにくいとは思います。
ですが、やはりモーターが目立ちますね。
そうでなくても床下機器が少ないT車に仕込むと目立ってしまいます。
なぜ、となりの5230形を動力車にしなかったのでしょうね?
●5250形(5250)
パンタグラフ付きの電動車になります。
5230形はMM’のユニット方式に対して、こちらの5250形は1M方式になります。
ほかは5230形と同じですね。
●5630形(5631)
山陽姫路方の制御車になります。
阪神梅田方の5630形と連番になります。
以上が今回入線した山陽電鉄5030形(新シンボルマーク・2018年仕様)になります!
(3社直通乗り入れです)
これで、阪神と山陽双方から直通特急の運用が出来るようになりました。
(阪神1000系の入線報告記事はこちら)
(阪神9000系の入線報告記事はこちら)
実際には、間に神戸高速鉄道がありますので、阪神と神戸高速鉄道、山陽の3社直通乗り入れになるのですが、神戸高速鉄道は車両が在籍していませんので、2社の車両での乗り入れになります。
(これで3社に見える)
2009年から、阪神は近鉄と直通乗り入れを開始、18m車体の阪神に20m車体の近鉄の車両が乗り入れる事態となっています。
(近鉄シリーズ21の入線報告記事はこちら)
阪神本線には尼崎から三宮まで、近鉄の車両が走るようになりましたので、この区間では3社の車両が走ることになりました。
これだけバラエティーに富むようになった阪神ですが、いろいろ運用してみたいですね。

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